韓国が9月に『2ちゃんねる』サイバー攻撃を計画か 「今年はより知能的」

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8月15日に日本へのサイバー攻撃を計画していた韓国のインターネットユーザーらが、攻撃を9月に延期していたことが分かった。

韓国のネットユーザーらは、李明博大統領の竹島訪問や、ロンドン五輪サッカーでの竹島メッセージ問題などに触発され、日本へのサイバー攻撃を計画。計画に賛同する人たちが集まるコミュニティーサイト「ネットテロ対応連合」には、日本の植民地支配からの解放を祝う15日に、日本の「2ちゃんねる」をサイバー攻撃しようといった雰囲気が高まっていた。

同コミュニティーサイトの管理者でありサイバー攻撃を指揮しているユーザーも、「後で詳しい攻撃日時を明らかにするので、それまで扇動や分裂には気をつけながら活動を続けて欲しい」とサイトに書き込み、近日中の攻撃を予告していた。

しかし、15日未明、このユーザーは「攻撃予定は9月で、2012/8/15光復節に日本のサイトを攻撃する計画はない。会議の結果が出るまで待機し、個人行動はしないように」と発表。15日の攻撃は行わないとした。今のところ、9月の何日に実施するかは決まっていないようだ。

韓国ネットユーザーによる日本へのサイバー攻撃は、過去に何度も起きている。主に攻撃は8月15日の光復節や、韓国独立運動が起きた3月1日の三一節に起きており、ターゲットとなるのは毎回『2ちゃんねる』だ。2010年3月1日に行われたサイバー攻撃では、『2ちゃんねる』の掲示板が30カ所もダウンし、サーバーを置く米国ではFBIが動き出す騒動にまで発展した。韓国のネット上でも2ちゃんねるのサーバーが米国にあるのはよく知られていることだが、それでも攻撃計画はなくならないようだ。

特に今年は李明博大統領による問題発言など、日韓間では衝突が相次いでいることから、攻撃は例年以上との見方が強い。韓国メディアは「今年のサイバー攻撃は単純なハッキングやDDoS攻撃ではなく、より知能的な攻撃が行われるとの見方もある」と指摘しており、今年は以前とは違った出来事が起きそうだ。

参照:ZDNetKorea
参照:保安ニュース

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