4月1日にWC欧州予選ウクライナ戦を控えるイングランド代表に4−2−3−1待望論が巻き起こっている。

 28日のスロバキア戦でエミール・へスキー、ピーター・クラウチ、カールトン・コールの3人のストライカーを負傷で失ったイングランド。カペッロ監督にとって最も重要なFWであるへスキーのウクライナ戦欠場も翌日に確定した。

 そんな中、焦点となっているのはウクライナ戦をどう戦うかというもの。カペッロはヘスキーの能力を高く買っており、ルーニーと前線に並べる2トップが彼の構想だったが、彼の負傷ですべてが白紙に。ウクライナ戦では何とか間に合いそうなクラウチ、もしくは緊急招集したベントを起用するのかとイングランド国内はルーニーのパートナー探しでにぎわっている。

 カペッロは「現時点では前線をどう構成するのかまだ決めていない」と語っているが、一つの可能性として挙げられるのが、ルーニーの1トップをジェラードがサポートするという4−2−3−1システムだ。

 ジェラードはリバプールで同フォーメーションで活躍しており、国内では4−2−3−1待望論も強い。カペッロは「ルーニーはどのポジションでもプレーできる。我々のジョーカーだ」と語っており、4−2−3−1を採用する可能性も示唆。ウクライナ戦ではイングランドのフォーメーションにも注目したい。