試合後、十字で腕が伸びるシーンをスクリーンで確認し、叫び声を上げるフィリョ

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12日(水・現地時間)、ラスベガスのハードロック・カジノ&ホテルで行われたWEC(ワールド・エクストリーム・ファイティング)31で、同プロモーションミドル級世界王者のパウロ・フィリョが、2R4分55秒にバーバル・サブミッション(口頭で試合続行不可能を伝える)で、チェール・シェノンを下し、同王座の初防衛に成功した。

しかし、内容的には1Rからテイクダウンを許し、パウンドで攻め込まれる苦しいもの。勝負を決めた瞬間も、追い込まれながらガードポジションから腕十字を仕掛けると、レフェリーがバーバル・サブミッションと判断して試合をストップ。しかし、「タップかと尋ねられたので、ノーと答えただけ。タップはしていない」とシェノンが発言したため、会場はブーイングに包まれた。

また、フェザー級の頂上対決が期待されるジェンス・パルヴァーとユライア・フェイバーは、パルヴァーがセミファイナルに出場、35秒ギロチンチョークで完勝すると、ユライアも2R4分34秒ジェフ・カーランをギロチンで下し、WEC世界フェザー級王座防衛に成功した。

2008年はラスベガスだけでなく、カリフォルニアやオクラホマ、イリノイ、メキシコへの進出が予定されているWEC。その関係者の口から、この日のイベントを観戦していた高谷裕之の参戦(2月13日:WEC32)が発表された。

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