ハードな16人トーナメントを制したシャンジ・ヒベイロ。ルール・ディレクターのヒクソンと

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9日(土・現地時間)、サンパウロのクルービー・アトレチコ・パウリスターノで行われたスーパーチャレンジ・グラップリングで、シャンジ・ヒベイロが16人の無差別級トーナメントで優勝した。

昨年の柔術無差別級世界王者のシャンジは、初戦で米国のデイヴィッド・アヴェラン、二回戦でクリスチアーノ・チチ、準決勝でアンドレ・ガウバォン、そして決勝でルイス・ビックマックを下し、優勝賞金1万5000ドルと副賞の刀を受け取った。

大会ベストバウトのガウバォン戦、そして延長戦にもつこれ込んでもポイントが入らなかった決勝と苦戦の連続で手にした栄冠だ。

日本から参加した山下志功は0−9でターシス・フンフェリーにポイント負け、遠藤亮太郎はクリスチアーノ・チチの三角絞めで一本負けと、ともに一回戦で姿を消している。

一本勝ちを促すために、新しいポイントシステムが採用された当大会だが、レフェリーの裁定に何度か、セコンドが詰め寄るシーンも見られた。この件について、大会ルール・ディレクターを務めたヒクソンは「もう少し、レフェリーが攻めるように選手を促すべきだった。ただ、スタートを切ったばかり、プロのグラップリングという場を作ろうという努力は評価されて然りだ」と大会を振り返った。

さらにプロモーターであるパウロ・バスコンセーロスの口からは、「次は4月か5月、日本の計量級ベスト4を招待したい」という発言もあった。次回大会開催に関して、正式発表が待たれるところだ。