関門海峡と関門橋を一望する第2展望台からの景観

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九州の北端にして、瀬戸内海国立公園の西端に位置する「和布刈(めかり)公園」は、古城山を中心に総面積約37ヘクタールの広さを持つ景勝地。桜の名所としても知られるが、関門海峡とそこに架かる関門橋、対岸に下関市を望む夜景もすばらしく、北九州市でも屈指の景観美を誇る。園内には、壮大な関門橋を見上げる「ノーフォーク広場」や、国内最大級の有田焼による壁画「源平壇之浦合戦絵巻壁画」なども整備されている。

【写真を見る】この地の歴史に思いを馳せて。「源平壇之浦合戦絵巻壁画」

園内の「めかり第2展望台」からの景観はまさに絶景。すぐそばには、かつてこの地が舞台となった「壇ノ浦の戦い」を描いた「源平壇之浦合戦絵巻壁画」があり、歴史情緒を感じさせる。有田焼でできており、高さ3m、長さ44mの規模を誇る。

ノーフォーク広場は、北九州市の姉妹都市、米国バージニア州・ノーフォーク市にちなんで名付けられた。急流渦巻く関門海峡に面し、間近で見上げる関門橋は迫力満点。夜は関門橋がライトアップされ、昼間とは違った幻想的な姿を見せてくれる。地元のみならず、市外からの観光客にも人気のスポットだ。

広場のシンボルは中央にある錨のモニュメント。重さは4500kgもあり、北の方角を指している。

人気の観光地・門司港レトロ地区からも近い「和布刈公園」。潮風を感じながら夜景観賞に酔いしれよう。

【九州ウォーカー編集部/取材・文=前田健志/撮影=有田剛規】(九州ウォーカー・前田健志)