昇り車線と下り車線を隔てるカラマツの並木。紅葉のシーズンを迎えると、葉が黄金色に色づき始める

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「三笠通り」は、「旧軽井沢ロータリー」から国の重要文化財に指定された「旧三笠ホテル」をつなぐ全長約2kmの並木道。道沿いに背の高いカラマツが等間隔に植えられ、新日本街路樹100景にも選ばれた旧軽井沢地域の人気スポットのひとつとなっている。

【写真を見る】ロードバイクなどでサイクリングを楽しむ人の姿も。爽やかな軽井沢の空気を体感するのに最適のコースだ

■ 秋は黄金色に輝く木々が壮観!

並木を構成するカラマツは針葉樹の中では珍しい落葉性で、訪れる季節に応じて四季折々の色合いの変化を楽しめるのが特徴。なかでも秋は、葉色が日に映える黄金色へと色づき、落ち葉が風に舞い落ちる風雅な様子を楽しめる絶好のシーズンだ。その風情ある雰囲気は、かつて軽井沢に滞在した北原白秋が記した「落葉松」の詩からもうかがうことができる。

■ 紅葉シーズン以外の散策も楽しい、表情豊かな並木道

カラマツの並木道は、秋以外のシーズンも散策にぴったり。芽吹きの春には鮮やかな萌黄、葉が豊かに茂る夏には濃密な緑、葉が落ちる冬には枝に積もる雪の白と、それぞれ季節ごとに色合いを変える風景とともに、木漏れ日越しの爽やかな軽井沢の空気を味わえる。

ちなみに三笠通りは「旧三笠ホテル」から先で「白糸ハイランドウェイ」にも通じており、「白糸の滝」など軽井沢の他の人気観光スポットにも通じている。旧軽井沢からそちらに向かう、ドライブの途中で立ち寄ってみるのもオススメだ。【東京ウォーカー編集部】