トレーニングを始めると 出てくる4つの素朴な疑問

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トレーニングをしていると、あれこれと出てくる疑問点があります。元気になると思ったら、体調が優れないとか、休みの日をどう作ったらいいのかわからない、とか。ここでは、そんなよくある疑問4つを解決!

Q1 朝活で早朝トレーニングをしてます。でも体調がイマイチ。私はトレーニング向いていないですか?

A1 筋トレ系など負荷の高いトレーニングの後は、最低でも2時間は休憩を取りたい。そうしないと自律神経のバランスが整いにくいのです。運動の後は交感神経が優位になっていますが、次第に副交感神経が優位になり、頭が働きにくくなっていきます。朝のトレーニング後すぐに仕事という場合は、できるだけ負荷の低いストレッチなどに。負荷の高いトレーニングは夕方以降がおすすめです。

Q2 時間をたっぷり使える週末だけ、がっつり鍛えてもいい?

A2 できれば休日は完全休養日と考えましょう。仕事の忙しい平日は交感神経が優位なので、頭は疲れていても、案外鍛えやすい状態です。そして、十分に鍛えた後、しっかり筋肉をつけるために、最低でも1日は、体を完璧に休ませます。平日と休日のメリハリをつけていかないと、トレーニングの効果は得られません。

A3 ほぼ毎日、筋トレをしていますが、なかなか筋力がつきません…

A4 運動後に頴娃町ホルモンが活発になり、これが脂肪を燃やしたり、筋肉をつける働きをになっています。ただ、この成長ホルモンを有効活用するには、体をしっかり休息させることが重要。特にハードなトレーニングの後は、最低でも1日は完全休養日を。その休息が筋力を養う基盤を作ります。

Q4 夜に運動すると、眠れないのでは?

A4 トレーニング直後は、交感神経が優位になるので、一時的に目が冴えた状態に。でも、運動後1-2時間経つと、今度は副交感神経に自律神経が変わって、眠りに就きやすくなります。夜のトレーニングは、寝る4時間前にはじめ、トレーニング終了後から2時間後にはベッドに入れるスケジュールで動くと、効率的に鍛えられるようになります。

 

きちんとした知識を持って動くことで、効率的に鍛えられるようになります。疑問を持ったら、トレーナーさんに聞いたり、本で学びながら進めましょう。

 

ライター:三上あずさ
出典:『Training for Woman』Vol.1 「トレーニングにまつわる素朴な疑問」
監修:山坂元一/ストレングス&コンディショニングトレーナー。VIDO代表取締役