折り紙の「ダイヨ」倒産でネットから惜しむ声 「金と銀、大事にしていたのが懐かしい」
大阪府の折り紙メーカー「大与紙工株式会社」が2017年1月31日付で大阪地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したというニュースを受け、「ダイヨの教育おりがみ」がネット上で「懐かしい」と注目を集めています。
パッケージ見て「ハッとした」
「ダイヨの折り紙」と聞くだけでは、ピンとくる人は少ないかもしれません。でもこの画像を見れば、見覚えがあるという人も多いのでは?
折り紙で作られた動物がパッケージに写っていて、金と銀の折り紙が1枚ずつ入った折り紙です。幼いころに使っていたという人もいると思います。記者もその1人です。
この折り紙を製造・販売する「大与紙工株式会社」の倒産のニュースを知ったツイッターユーザーが、
「ダイヨの倒産の実感がわかない人にはこれを見てノスタルジーに浸っていただきたく。」
というつぶやきとともに「ダイヨの教育おりがみ」のパッケージ画像を投稿すると、2万5000件以上もリツイートされました(2017年13時45分現在)。
この投稿には、
「なんで見知らぬ企業の倒産が騒がれてるのかと思ったら、画像を見てハッとしました!」
「時代かもしれませんが残念です。」
「文具売場には必ずといっていい程に置いて有った折り紙... 幼少の頃、金と銀の折り紙が宝物のように最後まで大事に取っていたのが懐かしい...!」
といった声が集まっています。
大与紙工株式会社の公式サイトによると、明治24年の創業以来120年以上に渡って折り紙を作ってきた老舗メーカー。まさに世代を超えて愛されていた折り紙だったのですね。パッケージをひと目見るだけで子どものころの思い出が蘇り、なんとなく切ない気持ちになってしまいます。