家事を頑張る妻をムッとさせる「上から目線のねぎらいの言葉」9パターン
好き嫌いにかかわらず、生活するために欠かせない家事。毎日やってくれる妻にねぎらいの言葉をかけたつもりが、「何で上から目線?」と反感を買ってしまったら心外でしょう。そこで今回は、独自アンケートの結果を参考に「家事を頑張る妻をムッとさせる『上から目線のねぎらいの言葉』」をご紹介します。



【1】「ご苦労さん」と上司のような態度をとる
「『よし』と偉そうに言われて、かなりムカついた!」(20代女性)というように、まるで部下を相手にするように接すると、「偉そうにしないで!」と大きな反発を招きそうです。「ご苦労さん」は目下の人にかける言葉なので、妻には「お疲れさま」「ありがとう」などを使いましょう。


【2】「今日はよくできてるな」と限定的に褒める
「『お前、料理だけは頑張るよな』って、ほかの家事が苦手な私への嫌味!?」(30代女性)というように、自分では意識していなかったとしても、一部だけを取り上げるような表現が、妻の気に障るかもしれません。どうせねぎらうなら、少しくらい大げさでも「いつも」「何でも」などと丸ごと褒めましょう。


【3】「60点だね」といちいち点数をつける
「『ギリギリ合格…』とか、評価はいらないって!」(30代女性)というように、自分の働きぶりを夫に採点されたら、気分を害する人もいるでしょう。細かいことはさておき、世の中には家事を放棄する女性もいるなかで、自分の妻が頑張ってくれること自体に深く感謝したほうがいいでしょう。


【4】「キミにもできるんだー」と完全に上からものを言う
「『ご褒美だよ』と100円のお菓子を渡されて、イラっとした」(20代女性)というように、自分ではちょっとした冗談のつもりでも、明らかに見下したような言い方をすると、妻を憤慨させてしまうでしょう。つまらないことで妻に家事をボイコットされないためにも、微妙な言い回しではなく、ストレートな表現を心がけたほうがよさそうです。


【5】「かあさんに比べれば、まだまだだけど」と姑と比較する
「『おふくろの味に近づいてきたな』と満足そうだけど、そもそも目指してないから!」(30代女性)というように、たとえ嫁姑関係が良好でも、姑と並べられることを嫌う妻もいるようです。もし誰かと比べるなら、「アイロンがプロ級」「料理人の味」など、その道の達人を引き合いに出しましょう。


【6】「よく飽きずにやってるね」と遠回しにおとしめる
「『家事って楽しいの?』といぶかしげに聞かれて、嫌な気分になった…」(40代女性)というように、どんな家事も努めて明るくこなす妻に、水を差すような言葉を投げかけるのは控えましょう。嫌いな家事があっても、妻は生活のために毎日やってくれているのだと心得たほうがよさそうです。


【7】「たまには出かけたら?」と無責任に言い放つ
「『1か月くらい掃除しなくても大丈夫だろ』なんて旦那の発言にビックリ」(30代女性)というように、「少し休めば」といたわったつもりが、家事を軽んじているととられてしまうのは心外でしょう。「今日は僕が洗濯物を干すよ」などと一つでも引き受けてあげれば、妻も素直に喜んでくれそうです。


【8】「キミの趣味は家事だな」と勝手に決めつける
「『家のことをするのが生きがいだね』と言われても…」(20代女性)というように、まるで妻を家政婦のようにみなす発言も、せっかくのやる気をそいでしまいそうです。それほど家事に情熱を注いでくれる妻ならば、日ごろのお礼の気持ちを込めて、たまにはおいしいスイーツなどを買って帰りましょう。


【9】「家事って、お金にならないよね」と稼ぎにならないことを指摘する
「『報酬もないのに…』って、何でもお金で価値を計ろうとするのが卑しい」(30代女性)というように、「家事は無償」という点をあげつらうのは、失礼極まりないといえるでしょう。お金のためにやるのではなく、しかも人目につきにくい行為だからこそ、一番そばにいる夫がきちんと認めてあげましょう。


家事をやってくれる妻の気持ちをいかに盛り上げるかは、夫としての腕のみせどころ。いつも感謝の心を忘れずに、きちんと言葉にしてねぎらいましょう。(佐々木恵美)