映画「BISHU 〜世界でいちばん優しい服〜」が公開、ウール産地の尾州地域が舞台に

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ウール産地として知られる愛知県一宮市の尾州地域を舞台にした映画「BISHU 〜世界でいちばん優しい服〜」が公開される。10月11日にTOHOシネマズ日比谷などで先行上映し、18日から全国の一部映画館へと拡大する。

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 同作は、尾州地域でウールの織物工場を営む家族の物語を描いた作品。ある日、高校生の史織が描いた服のデザインを、親友の真理子が校内のファッションコンクールにエントリーするところからストーリーは始まる。真理子のさらなる提案で、一宮市のファッションショーにも出品することになり、史織が服作りを始めたことを知った姉の布美は、自身のファッションデザイナーとしての挫折経験を史織に重ね、応援したい気持ちと背中を押せない気持ちの板挟みになり、織物工場を営む父の康孝は史織が傷つくことを恐れ、猛反対する。だが史織自身は、服作りへの挑戦を通して様々な人々と関わることで、ある想いが次第に強くなっていく。

 主人公の史織役には、映画「ミッドナイトスワン」で演技未経験ながら日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した服部樹咲を抜擢。服部にとってBISHUが長編初主演作となった。監督は、映画「向こうの家」で「ええじゃないかとよはし映画祭2019」の初代グランプリを受賞した西川達郎が務めた。また、姉の布美役には岡崎紗絵、父の康孝には吉田栄作を起用した。

◼️BISHU 〜世界でいちばん優しい服〜:公式サイト