執着心を断ち切る3つの方法【今日からできる】

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執着とは、特定の何かに心をとらわれ離れられなくなっている状態を意味します。多少の執着心は原動力となることもありますが、行き過ぎると自分や周囲に悪影響を及ぼす可能性も。

では、執着を断ち切るにはどうしたら良いのでしょうか?

この記事では、執着を断ち切る方法と、恋愛や仕事において執着を手放すメリットについて紹介します。

■執着とは

執着とは、辞書で以下のように説明されています。

しゅう‐ちゃく〔シフ‐〕【執着】

[名](スル)《「しゅうじゃく」とも》一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと。「金に執着する」「執着心」

(『デジタル大辞泉』小学館)

つまり執着とは、特定のことに強く心ひかれ、固執してしまうことを意味します。離れたいと思ってもなかなか離れられないような、依存状態ともいえるかもしれません。

■執着を断ち切る方法

執着が強すぎると、自分自身が苦しむ状況に陥りかねません。ここからは、執着を断ち切る方法について紹介します。

◇(1)客観的に見てみる

まずは、自分がどんなことに執着しているのか整理します。恋人、仕事、お金のことなど、あなたが「絶対手に入れたい」「絶対失いたくない」と思っていることを書き出してみましょう。

そして、「もしそれを失ったらどうなるか」「なぜ心がとらわれているのか」を客観的に見つめてみるのです。

俯瞰して今の状況を観察することで、執着を手放すきっかけになるかもしれません。

◇(2)完璧を求めすぎない

完璧主義の人は、自分が求める理想に対してこだわりが強く執着心が強くなりがちです。その結果、盲目的になってしまうことも。

そんな状況に気づいたら、100%の完璧を手放してみてはいかがでしょうか? 成功することへの執着心が減って、心が軽やかになるかもしれません。

◇(3)「あるもの」に目を向ける

執着とは、言い換えれば「これがなければダメ」という不足感ともいえるでしょう。常に「ないもの」「不足している状態」に目を向けてしまっているのです。

そんな執着心を手放すには、「あるもの」に目を向けてみること。当たり前と思っていることの中にも、あなたにとって大切なものがたくさんあるはずです。

■執着を断ち切ることで得られるメリット

執着を断ち切ることで、どのようなメリットが得られるのでしょうか?

◇(1)心が軽やかになる

執着を断ち切ると、そこに費やしていた重いエネルギーから解放されて心が軽やかになるでしょう。

心の中にスペースができることで、新たな縁や必要なものを取り入れることができるようになります。気持ちが前向きになることも期待できるかもしれません。

◇(2)視野が広がる

特定の人や物事に執着している時、それ以外が見えなくなっている状態ともいえます。つまり執着を断ち切ることで、視野が広がる可能性があるでしょう。

例えば「私には絶対、この人しかありえない!」という執着も、手放してみると「自分にはもっとこういう人が合っているかもしれない」と思えるかもしれません。

物事に対してフラットに考えられるようになると、その分人生の可能性も広がっていくでしょう。

◇(3)充足感が得られる

何かに対して執着している状態は、常に不足感を抱いている状態ともいえます。「今は手に入っていないもの」「これがないと自分はダメだ」ということにフォーカスしているのです。

しかし執着を手放すと、その不足感からも解放されるでしょう。そして、今あるものに意識が向いて充足感につながっていくはずです。

□執着を断ち切って軽やかになろう

執着することは、何かに心がとらわれて固執している状態。それが続くと、自分や周囲を苦しめることにもつながりかねません。

時には、足りない部分に目を向けて完璧を求めることも必要でしょう。しかし、執着を断ち切ることで得られる充足感や新しい世界もあるはずです。

一度、客観的に自分自身を見つめ直してみてはいかがでしょうか?

(LIB_zine)

※画像はイメージです