その不調「男性更年期」かも!? 髪の毛で手軽にチェックしてみよう！

2024年2月15日 20時0分

女性が抱える健康課題を技術や知識、サービスで解決することの総称とされるフェムテック・フェムケア。男性版のメンテック（オムテック）では、男性の健康課題を解決するアイテムやサービスも増えてきている。男性の健康課題のひとつとして、ここ数年で知られるようになったのが男性更年期。女性と異なり、年齢にかかわらず発症する可能性があるため、若い世代でも注意が必要だ。男性更年期かどうかは病院での検査が一般的だが、忙しい人のため、もっと気軽にチェックできるサービスがある。

自宅で男性更年期チェックができる「MENOPO CHECK FOR MEN」

フェムテック関連のサービスや商品を取り扱う株式会社TRULYが発売している「MENOPO CHECK FOR MEN」は、髪の毛を送るだけで男性更年期をチェックできる男性ホルモン検査サービス。あすか製薬メディカルの最新の検査技術を活用しており、病院に行くことなく自宅でできる手軽さが魅力だ。結果レポートは臨床試験で得たテストステロン量の分布から自分の男性ホルモン・男性力の現状を把握することができる。
男性ホルモンが低下している場合は、男性ホルモンを増やすためのアドバイスを送ってもらえたり、TRULYの専門家にLINEで相談することができたりと、一人ひとりの悩みに寄り添うサービスも付属している。

こんなに手軽でわかりやすい！「MENOPO CHECK FOR MEN」のメリット

具体的な「MENOPO CHECK FOR MEN」の使い方は３ステップ。①自宅で自分の髪の毛を根元から10本カット。②付属の送付用キットに同封して投函。③約3週間後、検査結果をLINEでチェック。検査キット一式はネット通販で手に入る。結果がLINEで届くのもお手軽だ。髪の毛を抜くのではなく、カットするので痛みもなく感染症のリスクもない。自分のタイミングで実施できるのも、忙しい人には嬉しいポイントだ。

「MENOPO CHECK FOR MEN」でこれがわかる！

「MENOPO CHECK FOR MEN」でわかるのは、男性ホルモン（テストステロン）の量。
毛髪には様々な情報が含まれており、ホルモン（テストステロン）もその一つ。「MENOPO CHECK FOR MEN」の検査は委託している製薬会社が行っており、独自技術によって髪の毛を粉砕し含有するテストステロンの抽出・測定が可能になっている。テストステロンは男性ホルモンの代表格。筋肉や骨の形成を促し、バイタリティやモチベーションなど心身の健康維持にも重要な役割を担っている。
「MENOPO CHECK FOR MEN」ではテストステロンの量が数値化されるだけでなく、量に応じて男性力レベルが４段階で評価される。もし男性ホルモンが減少している場合は、レポート内に記載の男性ホルモンを増やす方法を参考にしたり、TRULYの専門家にLINEで相談したり、対処も自分のペースでできる。

運営はフェムテック分野の専門企業で安心

同サービスを運営している株式会社TRULYは、大人の男女の不調に寄り添うフェムテックカンパニー。個人差や年齢差によって変化の大きい、ホルモンによる個々の悩みに応えるチャット相談をはじめ、メディアサイトでの正しい情報の提供やセルフチェック機能を通して、医師や医療専門家の監修のもと、更年期世代のヘルスリテラシーや健康管理の意識の向上をサポートしている。

主なサービス①：公式メディアサイト「TRULY」

更年期、フェムテック、性やパートナーシップの悩みなど、大人の男女に向けた正しい情報を発信するオンラインメディア。

更年期の男女に訪れる人に言いづらい悩み（閉ざされた悩み）に寄り添い、医師や専門家による信頼性の高い情報をはじめ、ユーザーのリアルな体験談や相談事例などをオンラインメディアとして発信している。また無料のセルフチェックでは、今の自分の状態や悩みを簡単に知ることができる。

主なサービス②：働きやすい職場をつくる男女の相互理解促進サービス「TRULY for Business」

企業で取り組む女性活躍を推進する、女性医師監修のチャット型ラーニング。e-ラーニングと医師・専門家とのチャット相談による女性の健康リテラシーの向上で、女性活躍推進の実現を目指す。

閉ざされた悩みは男女共通。男女が理解し合える社会を実現したい

フェムテック事業を行う企業で、男女両方の健康課題を取り扱っていることは珍しい。今回の男性更年期チェックサービスのきっかけを同社CEOにお聞きした。
「男性の更年期は女性に比べてあまり知られておらず、女性と違って明確な終わりのサインがありません。これらのことなどから弊社では、2019年の創業当初より、男性更年期について強い課題感を持っていました。まず、『女性だけでなく男性にも更年期がある』ことを訴求したいと思っていましたが、当時はまだ更年期に関する社会的な認知度が低く、市場もほとんどなかったため、まずは女性の更年期に関する事業からスタートしました」（TRULY　CEO二宮さん）
――潮目が変わったのは取引企業の男性担当者の言葉だった。
「弊社が運営するメディアサイト『TRULY』の法人向けのサービスである『TRULY for Business』を企業に紹介するなかで、人事担当者に『男性にも更年期がある』という事実を伝えると、『実は私も更年期かもしれない……』と自分ごと化して興味を示す方が多くいらっしゃいました。また、企業が福利厚生としてヘルスケアサービスを導入するには、男女の平等性が求められる背景もありました。そこで、ずっと構想していた男性更年期にフォーカスを当てたサービス開発を本格化させ、今回の男性ホルモン検査サービスの開発に至りました。弊社のMISSIONは『閉ざされた悩みに向き合い、男女が理解し合える社会』を実現することです。今後もフェムテック事業を通じてMISSIONの遂行を目指していきます」（TRULY　CEO二宮さん）