「東京カレンダーWEB」の1週間分のランキングから、人気記事ベスト5をご紹介!

“突然音信不通になった、赤坂のタワマンをくれた15歳年上の男”に“デートに毎回1時間以上遅刻する、27歳・金融OL”から“男と女のブランルージュ”まで。さて、栄えあるベスト1は?



★第1位
「はい、あげる」と、赤坂のタワマンをくれた15歳年上の彼。ある日突然、音信不通になり…

オーナーの古い知り合いで、とにかく羽振りが良いらしい。窪塚洋介似の品のあるイケメン、紳士的な態度も相まって、女性スタッフの中で「逆指名したい」と話が出るほど人気があった。けれど彼は、毎回なぜか私を指名した。

キラキラした女子大生の中で、北関東から出てきてバイトで身を立てている私が物珍しく見えたようだ。毎回高価な酒を注文し、あれこれと私の話を聞きたがったが、ある日ポンと“鍵”を机の上に置いた。

「それ、プレゼント。普段使わないから、住んでていいよ」

赤坂のタワマン、夜景が見える高層階の一室。それが、彼からの初めての贈り物だった。

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★第2位
「実は、私…」カルティエで指輪を選び、入籍の日も決まったけど。女には“秘密”があって…

― この人となら、ずっと心地よく暮らしていけそう。

そんな実感が深まってきた交際6ヶ月ごろ、正式にプロポーズされた。

さっそく互いの実家への挨拶を済ませ、カルティエでエンゲージとマリッジリングを選び、入籍の日取りも決める。いよいよ結婚する実感が湧いてきた。

ただ――1つだけ、彼にまだ“伝えられていないこと”があった。

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★第3位
デートに毎回1時間以上遅刻する、27歳・金融OL。彼との関係に、ある不穏な兆しが…

「ごめん。今日ちょっと部屋が散らかってるかも」

拓司がそう断りを入れるのは珍しいことだった。

ミニマリストとは言わないまでも、部屋にあるのは必要最低限の家具や家電のみで、無駄なものはほとんど置かない主義だったからだ。

「そんなこと言って。いつも綺麗にしてるじゃん」

遥香が気にも留めずリビングに入ると、テーブルやフローリングの上に、かなりの量の本が積まれていた。

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★第4位
女は、口説かれる気満々で行った2軒目のバーなのに…。男のアプローチが失速した理由

「仕事で遅くなってさ。その調子じゃもう終わっているみたいだね」
「でも男子たちは、この近くのビアパブに移動したみたいよ」

二次会に行っている夫に連絡を取るため、麻沙美がスマホを取り出す。しかし、高濱はそれを制した。

「そっちの席、いい?僕はむしろおふたりさんと話したい」

そう言って自然な雰囲気で近づき、隣の空席に座った高濱。その強引さに、杏奈はにわかにときめきを感じてしまった。

― え、これって…?

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★第5位
男と女のブランルージュ:既婚男を好きになってしまった。報われない恋に悩む27歳女が決心したこと

『ひょろっと身長が高く、端正な顔立ち、横顔のシルエットが素敵な人』というのが彼の第一印象。2年前に他社から転職してきたそうで、一葉は半年前、彼のプロジェクトチームに加わった。

既婚で幼稚園に通う娘がいるらしいが、「素敵な人」と思うだけなら、男性アーティストの誰々がタイプ、という感覚と変わらない。

推しを応援するのと同じことだ。そう、最初は「推し」だった。だから、彼が既婚かどうかは、最初はあまり気にしていなかった。

それが一葉も気づかないうちに「好き」にシフトしていた。つまり、この思いは、一方通行の単なる片想いなのだ。

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