主人公・マヨが小学生の時に転校して行ったヒトミ。
幼少期に家庭環境が悪かった彼女は、転校先の学校でもうまく行かず、義理の父とも折り合いが悪く、元々持っていた依存的で破滅的な性格をより不安定にさせていた。
そんなヒトミはマヨが16歳になった頃、引っ越し先の高校を辞めてマヨの地元に帰ってきた。
「マヨ、私たち親友だよね……?」
地元に知り合いがいないヒトミにも、「新しく友達ができれば」と思い友達を紹介することにした。
しかしこれが、マヨの高校生活をかき乱す事件の始まりだった……。

奪う女 9話

マヨさん、あいりさん、たかしさんが次々と声をかけても無言で否定するばかりで、まったくらちが明きません。
さとるさんが戸惑いながら「俺でよければ話聞こうか?」と提案。
他に場所もないので、2人で2階の部屋へ移動することに。
しかしいざ部屋に入ると、ヒトミさんは実は泣いていません。
ただ、こうつぶやきました。
「あいりちゃんいいな」

2人は1時間たっても降りてこず、残された3人は1階で焦ります。
たかしさんが冗談っぽく「これはやっちゃんてんじゃね?」と口にすると。
今度はあいりさんが大泣きし始めました。
「えらいことになったな」
マヨさんは、なんだかんだであいりさんはさとるさんが好きだということに気づきます。
そして結局2人が降りてきたのは、なんと……。
「奪う女」は毎日更新中!