【初夢占い】2023年の運勢をチェック! うさぎの夢を見たあなたの1年は?

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 初夢とは、1年の初めに見る夢のことです。2023年を迎え、自分の初夢が気になっているあなた。昨日見た夢にはどんな意味があったんだろう? なんて、気になったりしていませんか? この記事では、初夢の意味や、いい夢を見る方法について解説していきます。

■初夢はいつ見る夢?
 初夢は、いつ見る夢のことを言うのでしょうか? 12月31日(大晦日)の夜から1月1日(元旦)の朝にかけて。1月1日(元旦)の夜から、1月2日の朝にかけて。1月2日の夜から、1月3日の朝にかけて。この3通りの夜に見た夢が、よく言われている「初夢」で、どれも正しいと言っていいでしょう。

 大晦日の夜から元旦の朝は、昔は除夜の鐘をつき、年越しのお参りをして、寝ずに過ごしたものでした。現代も年越しカウントダウンから続くイベントで、寝る暇などないという人も多いはず。年越しの興奮も一旦、冷めた元旦の夜は、落ち着いて眠ることができるため、この夜の夢を初夢とする、という考え方もあります。

 しかし、2日の夜の夢が初夢との考えが一般的、という説も多いのです。これは、江戸の町で2日に七福神の枕絵が売られ、それを買って枕の下に入れ「縁起のいい夢を見る」といった風習から来たとされています。

■縁起のいい初夢とは
 では、どんな夢が縁起のいい夢なのでしょう。2023年にこそ見たい初夢と、その他、いくつかの夢を紹介します。

◎雨の夢
 2023年は、癸卯(みずのと・う)の年です。「癸(みずのと)」は五行の中の「水」行で、さらに「陰」の水をあらわします。陰の水とは、雨や露・水たまりなどの小さな水のこと。雨粒は小さいものですが、動植物が生きる源である水源となります。

 初夢が雨の夢だったら、この夢は大変、縁起のいい夢です。癸の年の雨の初夢は、この年に出会った人とは、雨が地面に染み込むようにじわじわと深い信頼関係を築くことができるという暗示。目上の人物や友人の助力に恵まれ、スキルアップも望めるでしょう。恋愛でもいい縁がやってくるとされています。

◎うさぎの夢
 癸卯年の「卯(う)」は、いわゆる2023年の干支。干支の動物であるうさぎが出てくる初夢も、縁起のいい夢です。

 うさぎの夢には「福を得る」という暗示があります。この福は金運だけでなく、棚からぼた餅的なプレゼント運、懸賞運なども含まれます。ふと思いたって宝くじを買ったら当たる、「もらいものだから」「使わないから」と欲しかったものを贈られる、などのラッキーが巡ってくるかもしれません。

◎雨露と草の夢
 五行で言うと、前述したように癸は陰の水、卯は陰の木です。具体的には、陰の水は雨や露で、陰の木は草をあらわします。癸卯は、雨によって草が育つといった、とても発展的な関係性を意味する年なのです。

 雨と草というこの風景がそのまま夢に出てきたら、2023年は自分が飛躍するとの暗示かもしれません。雨が降る草原、朝露に濡れる草、まわりに草が茂る水たまりなど、いろいろなパターンが考えられます。

◎大樹の夢
 2023年は、九星気学の「四緑木星」にあたる年です。四緑木星は大樹をあらわします。大樹が初夢に出てきたら、とてもラッキー。縁起のいい1年を期待できるでしょう。

 年輪を重ねた大樹は、神社やお寺で敬われる「御神木」からもわかるように、その周囲に存在する事象の拠りどころになります。大樹の初夢は、自分がそんな人物になれるという明るい未来を暗示しているのです。

■縁起のいい夢を見る方法
 おめでたい新年ですから、夢見はよくしたいものです。特に初夢は、縁起のいい夢にしたいですね。

◎絵を描く、イメージする
 見たい夢を見るには、まず「どんな夢を見たいのか」を決めましょう。宝くじに当たる、好きな人から告白される、など、具体的な内容がオススメです。

 見たい夢が決まったら、その光景を絵に描いてください。絵が苦手なら文章でもかまいません。絵に描いたり文字にしたりすることで、夢のイメージを深く脳に刷り込ませることができるからです。

 その紙を枕の下に入れて寝ると、イメージした夢を見られるとされています。寝る前に描き、枕の下に入れて「この夢を見られる」と自己暗示をかけつつ、リラックスして眠ってください。

◎七福神の絵を用いる
 江戸時代の町人に倣って、宝船に乗った七福神の枕絵を入手するのもいいでしょう。この枕絵には、幸運を呼ぶ回文が書かれていたそうです。また、その回文を書いて枕の下に入れるのも、いい夢を見る方法だと伝えられています。

 「なかきよの とおのねふりのみなめさめ なみのりふねのおとのよきかな(長き夜の 遠の眠りの皆目覚め 波乗り船の音の良きか))」

 回文とは、上から読んでも下から読んでも同じ文章のこと。海にゆったり揺られて、いい感じになっている様子ですね。

■悪い夢を見てしまったら
 縁起のいい夢を見るためにいろいろしたにも関わらず、悪い夢を見てしまうこともあるかもしれません。七福神の枕絵など、枕の下に紙を入れた場合は、その紙をお焚き上げで燃やしましょう。そうすれば、悪夢は浄化されます。

 紙を入れたりはしていないけれど、悪い夢を見てしまった場合は、以下のまじない言葉を、東のほうを向いて唱えましょう。悪夢が現実になるのを防ぐおまじないです。

 「悪夢著草木好夢 滅珠玉无咎矣(あく む ぢゃく そう もく こう む めつ しゅ ぎょく む くわ い)」

■「初夢占」で占断する
 十二支の日ごとに「夢占」があります。見た夢がいい夢(朝起きて気分がよかった、または普通)か悪い夢(いわゆる悪夢)かで占断するものです。中国で古くから行われてきたとされ、時代に合わせて内容の変遷を遂げてきました。

 2022〜2023年の暦だと、大晦日は「午の日」、元旦は「未の日」、1月2日は「申の日」、3日は「酉の日」です。普段の日の夢占の内容に、年度版の運勢を組み合わせたものを紹介します。

◎2022年12月31日 午の日の夢占
【いい夢】
 「食べる」がテーマの年になりそう。自分から何もしなくても、食べ物が勝手に寄ってくるでしょう。また、良縁か、その他いい内容の手紙が送られてくる暗示があります。

【悪い夢】
 北から心配事がやってくる。身内が厄介事を持ってくるかもしれません。人の場合、一緒に飲食することで凶作用が弱くなるでしょう。また、身体を壊す恐れが。地元の神様によくお参りを。

◎2023年1月1日 未の日の夢占
【いい夢】
 お金儲けができる暗示。身近な人から発展するでしょう。お互いに必要とするので、協力し合ってお金を得ることができそうです。

【悪い夢】
 東の遠方より、憂鬱なことがやってくるでしょう。今日より3日目の日は行動を慎み、控えめを心がけて。また、西の遠方より、心に痛いことを言いに来る人がいるでしょう。西にある神仏に、平安を祈願すると心穏やかに。

◎2023年1月2日 申の日の夢占
【いい夢】
 南を縁として、財運がやってくるでしょう。財を得ることとは別に、散財の危険もあります。また、旅行の暗示が。あちこちに出かけることになりそう。

【悪い夢】
 北東または南より、小うるさいことを言いに来る人がいます。この日より2日目、3日目は、行動を慎めば凶作用が弱まるでしょう。また、北東を向いて9回拝むと、嫌な気がなくなります。

◎2023年1月3日 酉の日の夢占
【いい夢】
 南より、何らかの知らせを持つ人がやってきます。結婚の知らせかも。時間を作って会うのが吉となります。また、病気の気配があるので注意。

【悪い夢】
 西のほうでお酒を飲み、悩み事ができそう。いい悩みかもしれません。よくない悩みなら、東を向いて、悪いことが起こらないようによく祈るといいでしょう。

■まとめ
 初夢に縁起がいい夢を見るに越したことはありません。しかし、縁起の悪い夢を見ても、現実の世界では逆に幸運となるという「逆夢」という考え方もあります。どちらの夢にせよ、起きた後に夢見のいいように過ごせば、幸運がついてくることでしょう。

(芦田イングリット)