女医に結婚は難しい！？婚活歴5年の30歳勤務医が語る「女医3分の1法則」とは
20代で“本気の婚活”をする女性の実態を、あなたは知っているだろうか？
東カレ読者から「20代女子の婚活事情」を募集したところ、生々しい体験談が続々と集まった。
彼女たちの中には「結婚適齢期が近づいてきたから」といった、安易な理由で婚活をする人などいない。
平均初婚年齢が30歳近い昨今でも、U-29のうちに“特別なひとり”を見つけようと、婚活というサバイバルに果敢に挑んでいる。
▶前回：身長180cm超え、高収入な彼と初デートに。しかし酔った男がやらかしてきた、間抜けすぎる失態とは
【今週の婚活女子】
仮名：サチ
年齢：30歳
職種：医師
婚活歴：5年
医師という職業は、狭き門がゆえに一目置かれる存在だ。だが女医である彼女には、特有のある悩みが…。
逆境に立ち向かい、夢の結婚生活を手に入れるまでの歩みを、さっそく聞いてみよう。
サチさん：突然なのですが「女医3分の1法則」って知ってますか？
東カレ編集部：聞いたことないですね…。どういう法則なのでしょうか？
サチさん：「女医のうち3分の1は生涯独身、3分の1は結婚しても離婚する。残りの3分の1だけが、結婚生活を全うできる」というものです。
医師の大学卒業は早くとも24歳。つまり世の中が第一次結婚ラッシュの頃、私たちは社会人にすらなっていません。
それから2年間の初期研修、さらに4〜5年の研修プログラムに突入していきます。あっという間に20代が過ぎ去ってしまうので、結婚への道のりはかなり険しいものなんです。
東カレ編集部：確かに、それは女医さんならではの悩みですね。となると、多くの方はどのようにして結婚生活を手に入れているのでしょうか？
サチさん：学生時代からのお付き合いや、2年間の初期研修での出会いが多いです。
私も学生時代にお付き合いしていた方がいたのですが、卒業前にお別れしてしまい…。初期研修でもいい出会いがなかったので、覚悟を決めて婚活を始めました。
サチさん：まず最初に登録したのが、東カレデート。信頼度も高く、誠実で素敵な方に出会えるんじゃないかと思ったんです。
でも結論から言うと、どの方とも3回目のデートに繋がらず…。惨敗でしたね。
東カレ編集部：なぜ、3回目のデートに繋がらなかったのだと思いますか？
サチさん：やっぱり、自分の理想が高すぎたのかなと思います。
当時の私は「同業の方じゃないと、生活リズムや仕事に対して理解してくれなさそう」と思い込んでいて。実際にマッチングした人の大半は、お医者さんでした。
また、お店を決めるときに「好き嫌い」や「喫煙者かどうか確認してもらえなかった」など、小さなことばかりが気になってしまって。
少しでも自分の意に沿わないだけで、理想から外れているとバッサリ切り捨てていたんですよね…。
東カレ編集部：確かに同業者だと理解度は高いとは思いますが、選択肢を狭めていることにもなりますね。
サチさん：そうだったんです。結局1年ほどで退会し、婚活パーティーや結婚相談所、友人の紹介などにシフトチェンジしました。
ただ、1回数分でローテーションしていくパーティーでは、相手を十分に知ることができず…。26歳のときに焦りが最高潮に達して、ついにお見合いをしてみたんです。
東カレ編集部：じっくり会話できた方が、サチさんの婚活には合っていそうですよね。となると、お見合いはゆっくり時間をかけて会話できるので、良かったのではないでしょうか。
サチさん：そう思ってお会いしたのですが…。会話が全く続かず、私が相手の話を必死に引き出すことに、徐々に疲れてしまって。
さらに「いい年した大人が、仲人さんを間に挟まなければ物事が進まないのか」と疑問まで抱き始めてしまいました。結局、たった2ヶ月で結婚相談所を退会してしまいましたね。
東カレ編集部：仕事がお忙しいということもあり、自分に合う婚活スタイルを見つけるのは、なかなか難しいことなんですね。様々な婚活方法を試してみて、何が一番自分に合うと感じましたか？
サチさん：アプリだと思います。自分のペースでやり取りできることが、やっぱり合ってるなと感じて。
その後、これまでの婚活がうまくいかなかったので“原点回帰”のような気持ちで、東カレデートに再登録したんです。今度は職業にとらわれず、素敵だと思った方にいいねしようと決めて。
東カレ編集部：素敵な出会いはあったのでしょうか。
サチさん：はい。なんと5人目にお会いした方と、先日結婚しました！
東カレ編集部：おめでとうございます！やっと険しい婚活を終えたのですね。
サチさん：ありがとうございます！実は彼と結婚するにあたって、キッカケとなった出来事があったんですよ。
東カレ編集部：彼と結婚するまでの道のりに、一体何があったのでしょうか。
サチさん：彼とはマッチング後にメッセージのやり取りをしていたんですが、ある日突然、連絡が途絶えたんですよ。私に興味がなくなったのかなと思い、特にこちらからも後追いはしなくて。
ですが1ヶ月ほど経った頃、突然彼から食事のお誘いがあったんです。
東カレ編集部：フェードアウトされたかと思ったら、いきなりデートのお誘い！なんだか気になりますね。
サチさん：そうなんです。実は、このお誘いメッセージが来る少し前に「神プロジェクト」に参加し、豊川稲荷東京別院に参拝したんです。
そこでは悪い縁を切って、いいご縁をいただけるようお願いしました。その絶妙なタイミングでメッセージが来たので「これは良縁だ！」と思い、お会いすることにしたんです。
東カレ編集部：それは確かに運命的なタイミング！モチベーションが上がりますね。
サチさん：そこから、4回のデートを経てお付き合いまで進んで。交際1年ほどで同棲もスタートさせました。
東カレ編集部：メッセージ再開から、驚くほど順調に進みましたね！これまでの苦労が、ようやく報われたといった感じでしょうか。
お互い結婚を意識されてのお付き合いだったとは思いますが、具体的にどう結婚まで持っていったんですか？
サチさん：あまりに現実的な話し合いで、これといってプロポーズなどもなく…。
しいて言えば、私が資格申請をする際「後から改姓する手間を省くために、新姓で資格の申請をしたい」と話したことで、結婚が決まりましたね（笑）
東カレ編集部：まさか資格申請がキッカケだったとは思いませんでした。彼も、サチさんのお仕事に理解がある方なのですね。
サチさん：そうですね。日頃から些細なことでも、しっかりコミュニケーションを取れていたからこそだと思います。
また同棲を開始するときに、お互いの両親と顔合わせし、結婚を踏まえたお付き合いだということを伝えていたのも大きかったと思いますね。
まだまだこれからではありますが、女医3分の1法則の「結婚生活を全うできる3分の1」に仲間入りできるよう、今後も関係を深めていきたいと思います！
◆
「結婚が難しい」と言われる女医であるにもかかわらず、逆境にも立ち向かって婚活を頑張り続けたサチさん。その姿は、婚活に挑む女性たちの鑑とも言える。
諦めずに最後まで駆け抜けたからこそ、きっと神も力を貸してくれたのだろう。
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