みはらしの丘が、この時期だけ”ネモフィラの丘”に変身!一面に咲き誇る約530万本のネモフィラは圧巻のひと言

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近年、人気を集めている絶景スポット「国営ひたち海浜公園のネモフィラ」をご存知だろうか。Facebookで70万人近くもの“いいね!”を集める「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」にも選ばれた、茨城県を代表する超絶景が国営ひたち海浜公園のネモフィラなのだ。おでかけ前に知っておきたいネモフィラの見どころや見頃時期はもちろん、アクセス方法や園内のまわり方など施設の基本情報まで紹介する。※最新の見頃時期は公式サイトをご確認ください

青一色の大パノラマの中を散策

■国営ひたち海浜公園に咲くネモフィラの本数や広さは?公園のどこに咲いている?

国営ひたち海浜公園のネモフィラは、園内北側の「みはらしの丘」にある。花が非常に小さいので、丘一面が青一色の絨毯に見えるのが特徴だ。

園内で一番高い場所に位置し、足元のネモフィラを見ながら丘を登る体験は格別。そのスケールも圧巻で、植栽面積は昨春より20%拡大、約4.2ヘクタールとなり、約450万本から約530万本へとボリュームアップしたネモフィラが見られる。

さらに公園自体が海に面しているため、丘の上まで登ると太平洋を眺められるのも見どころの一つ。その名の通り、とても見晴らしがいい場所で、可憐なネモフィラの花と、青空と、そして海が見せてくれる日本最大級のパノラマ絶景は、毎年多くの人の目と心を癒し、楽しませてくれる。各メディアでも「青の絶景」や「空とつながる丘」「ネモフィラの丘」として紹介された日本有数の絶景。GW期間を含む4月中旬から5月上旬のハイシーズンには、たくさんの人が訪れている。

■ネモフィラの例年の見頃時期と2021年の開花予想

ネモフィラに興味が湧いたら、次に大事なのはいつ見頃になるかということ。ここでは例年の見頃や、2021年の開花予想、さらには同時期に楽しめる花の情報を紹介しよう。

【例年の見頃は4月中旬から5月上旬、2021年は4月16日に「見頃」予想!】

ネモフィラの見頃は例年、4月中旬から5月上旬にかけて。2021年は暖春の影響で、例年よりも10日ほど早い4月16日(金)頃にみはらしの丘のネモフィラが「見頃」を迎えると予想。例年、見頃のピークは1週間から10日ほど。ピークを過ぎても、その後さらに1週間は良い状態で楽しめるが、開花予想は天候により変化するため注意が必要だ。

また、例年見頃のピーク前後は混雑が予想されるため、今春同園では、公式サイトにて「春の混雑予想」を公開し、分散来園を呼びかけている。混雑を避けて楽しむには、見頃のピーク前の「5分咲き」や「見頃(7分咲き)」もおすすめだという。公式サイトで最新の開花情報をチェックして、来園の計画を立てよう。

■4月いっぱいならチューリップも楽しめる

東京ドーム約46個分の広大な園内に、四季折々の花が美しく咲き誇る「国営ひたち海浜公園」。そこで、この時期にもう一つおすすめしたいのが、カラフルなチューリップの花だ。「たまごの森フラワーガーデン」と呼ばれるエリアに植えられた約280種25万本のチューリップは壮観!

たまご型の遊具が並ぶ「たまごの森フラワーガーデン」は、背の高い松が生い茂り、木漏れ日が差し込む落ち着ける場所。遊具があるので子供が退屈しないのも子連れファミリーにはうれしいポイントだ。チューリップの今年の見頃は、4月中旬の予想。ネモフィラと同時に楽しみたい人は、4月中旬に訪れてみるのもおすすめ。また見頃時期についてはあくまで目安なので、開花状況をチェックしてでかけよう。

■国営ひたち海浜公園の営業時間、GW期間中の混雑状況は?

特に混雑が予想されるGW期間中は、計画的なプランで快適に過ごしたいもの。そこで、営業時間や鑑賞におすすめの時間帯、混雑状況、アクセス方法を事前にチェックしておこう。

【GW期間中は早朝開園を利用して7:00に行くのがおすすめ】

幻想的なネモフィラを一目見ようと、毎年多くの人が国営ひたち海浜公園を訪れる。そこで混雑を回避するために昼前後を避けて、朝露をうけてキラキラ光るネモフィラを見られる朝7:00〜の早朝開園を狙っていくことをおすすめしたい。人が集中するGW期間は早朝に訪れても独り占めとまではなかなかいかないが、比較的人の少ない時間帯に訪れることができれば、より一層壮大な世界に浸ることができるはず。2021年の早朝開園は、4月24日(土) 、25日(日)、29日(祝)〜5月5日(祝)。

また、今年から4月10日(土)〜5月9日(日)の期間は、みはらしの丘が一方通行となる。期間中は各ゲートにて混雑時MAPが配布されるので、記載されている推奨ルートに従って混雑する登り口を避け、別のルートでネモフィラを鑑賞しよう。

【GW期間中の国営ひたち海浜公園はバスツアー参加者などで大混雑】

国営ひたち海浜公園のネモフィラは各メディアで紹介された影響もあり、全国的な知名度が上昇。多くのバスツアーが組まれ、見頃と重なりやすいGW中、周辺道路は毎年渋滞に。実際、この時期は10時を過ぎから14時頃まではバスツアーなどの団体客も増えて、みはらしの丘周辺は大混雑になることも。日程を調整できる人は見頃前に行くことも検討したいところだ。

【ネモフィラを見るなら公共交通機関か、車なら「西駐車場」が便利】

先に紹介した通り、GW期間中は道路や駐車場の混雑が予想される。駐車場や道路の混雑が心配な人は、朝少し早く出て電車とバスを利用した方が確実だ。ネモフィラが見られるみはらしの丘には海浜口駐車場が一番近いが、4月10日(土)から5月9日(日)は、ツアーバスおよびシャトルバス専用となるため、注意が必要だ。期間中は臨時駐車場もオープンし、同園の公式サイトにて駐車場の空き情報をチェックできるため、うまく利用してスムーズに駐車しよう。

【渋滞の状況によってはひたちなかICなどの利用もおすすめ】

車でのアクセスは、花の見頃時期はどうしても混雑しがちなので、渋滞の状況次第では西駐車場最寄りの「ひたち海浜公園IC」ではなく、「ひたちなかIC」または「常陸那珂港IC(区間無料)」から向かうルートも検討してみるのも一つの手だ。

■なにより最新情報をチェックするのが大事!

ここまで国営ひたち海浜公園のネモフィラについて紹介してきたが、花の見頃時期は天候要因で変わりやすい。そこで、やはり大事になってくるのが最新情報をチェックすること。国営ひたち海浜公園の公式サイトでも見頃情報を更新しているので、最新情報を確認して出かけよう。

そのほかに、国営ひたち海浜公園のみはらしの丘は、秋はコキア(ほうき草)の紅葉やコスモスも楽しめる。

みはらしの丘に植え替えたコキアの苗は、育つに従って丸く可愛くなり、秋に紅葉する。ネモフィラがあった場所とは到底思えない、あまりの景色の違いに感動もひとしお!両方見ることで一層感動できるので、秋にもぜひ訪れたい。

そして園内のおすすめポイントは花畑だけにあらず。海に面した砂丘エリアや林間アスレチックなどがある草原エリア、樹林エリアなどたくさんのテーマエリアが存在しているので、家族みんなで一日中遊べるのもうれしい。

園内はかなり広いので、移動は園内で借りられるレンタルサイクルがおすすめ。レンタルサイクルは3時間大人450円、中学生以下250円。

そして園内には遊園地があるため、小さい子供のいる家族で行っても思う存分楽しめる。さらには、男心をくすぐられるBMXコースも! 初心者でも楽しめる一般コースから上級者向けの本格コースまであり、自転車もその場で借りることができる。その他、パターゴルフや林間アスレチックなどのアクティビティも盛りだくさん。都心ではなかなか体験できないアクティビティを楽しめるのが、国営ひたち海浜公園の魅力だ。

■【2021年版】国営ひたち海浜公園 DATA

<施設情報>

住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4

営業:9:30〜17:00 ※4月24日(土) 、25日(日)、29日(祝)〜5月5日(祝)は7:00〜18:00(最終入園17:00)、ほか季節により異なる

定休日:火曜※3月26日(金)〜5月31日(月)は開園、ほか季節により異なる

料金:入園料 大人450円、シルバー(65歳以上)210円 ※中学生以下は無料

交通:【車】東京・宇都宮方面からは、北関東自動車道〜常陸那珂有料道路の「ひたち海浜公園IC」を降りてすぐ

いわき・仙台方面からは、常磐自動車道の「日立南太田IC」から約15km

【電車】JR常磐線・勝田駅から茨城交通バス(2番乗り場)に乗り、海浜公園西口、または南口で下車

駐車:普通車520円

※記載の見頃予想は、今後の天候などにより変動の可能性があります。また、開花状況は地域・スポットによって異なります。あらかじめご了承ください。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。来園前の検温、マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※新型コロナウィルス感染症対策により、施設の臨時休園や、イベント中止などの場合があります。おでかけの際は公式サイトにて事前にご確認ください。

※2021年4月時点の情報です。