髪、もっと傷んじゃう!…毛髪診断士が警告する「NGヘア習慣」 #22
マスク生活が日常となってしまった昨今。顔の半分がマスクで覆われてしまうので、以前よりも、髪型がその人の印象を左右する度合いが大きくなりました。そこで、今まで以上にヘアケアを心掛けたいところですよね。とはいえ、ヘアケア製品にはこだわるけれど、特にそれ以外は何もしていない、なんて方も多いはず。今回は毛髪診断士でもある私が、今すぐ見直してほしいNGヘアケアについてご紹介します。
早く乾かすのは正解。でも、一気に下から上に乾かすのはNG。
【STOP! 大間違い美容】vol. 22
「髪は、早く乾かしたほうがいい」と、毛先から上向きにドライヤーの風を当てて、一気に乾かしていませんか?
確かに濡れた髪は、髪の内側を守っているキューティクルが柔らかい状態のため、摩擦による刺激を受けやすくなっているので、なるべく早く乾かすべきと言えます。しかし、毛先から上向きにドライヤーの風を当てる行為は、鱗状に整って並んでいるキューティクルを無理やり剥がしているようなもの。
そこで、入浴後タオルで髪の水気を拭き取ったら、上から毛先に向かって下向きにドライヤーの風を当てるようにしましょう。また、ドライヤー前に髪用の保湿オイルをなじませると、より美髪につながりますよ。
左から、ウタウ「リッチオイルセラム」、アリミノ「ダンスデザインチューナーフラプライマー、メルヴィータ「インディゴオイル ウォーターオイル デュオ リペア」。
髪は外側からのケアだけじゃダメ。食事で内側から美髪を目指す。
ヘアケア製品にこだわっているのに、髪にツヤがなく枝毛が多いという方は、インナーケア不足です。
健やかな髪は、ケラチンというタンパク質によって構成されています。このタンパク質は18種類のアミノ酸が集まってできたもので、なかでも「シスチン」という必須アミノ酸が大部分を占めています。
必須アミノ酸は体内で作ることができないので、シスチンを含む食材(肉や魚、卵、牛乳、大豆など)を食事から摂る必要があります。つまり、栄養バランスの偏った食事ばかりとっていると、せっかくのこだわりのヘアケア製品も無駄になってしまうのです。内側からのケアも意識しましょう。
HAIR PERFECTOR with KERANAT™ ヘアパーフェクターwithケラナット™
なかなか自炊をする時間がない方は美髪のためのサプリメントもあるので、活用してみると良いでしょう。
髪は紫外線にさらされっぱなし! 忘れがちな頭皮のUVケア
近年は季節に関わらず一年中UVケアをしている方も増えてきました。その一方で、頭皮は特に何もせず、紫外線を浴びっぱなしという方がほとんどでしょう。
でも、頭皮も顔とつながっていて肌の一部ですよね。紫外線は、先述した毛髪を構成するケラチンを傷つけて、さらにキューティクルを剥がしやすくします。
さらに、頭皮や健やかな毛髪を生み出す毛母細胞までダメージを与えてしまうので、今ある髪だけでなく、これから生えてくる髪を弱めてしまいます。その結果、抜け毛や切れ毛が起こりやすくなるのです。
そこで、外に出る際には肌だけでなく、紫外線対策のできるトリートメント製品やスタイリング剤をつけるようにしましょう。
Information
記事内掲載商品
ウタウ リッチオイルセラム30mL ¥4,400(税抜) / デミ コスメティクス
ダンスデザインチューナー フラプライマー 120mL \2,500(税抜) / アリミノ
インディゴオイル ウォーターオイル デュオ リペア 50mL \2.900(税抜) / メルヴィータ
レソンスボタニーク ヘアパーフェクター ウィズ ケラナット™ \12,800(税込) / 勝山ネクステージ
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