彼が既婚者と発覚!…知らずに不倫していた女の「怒りの制裁」
真剣に交際しているつもりだったのに、実は相手が既婚者だった…。そういったひどい話も、本当にあるようです。いつだまされていたのに気づいたのか、その後どのように別れたのか。経験談をうかがいました。
文・西田彩花
着歴が女性の名前だらけ…
「もともとあまり干渉しないタイプなのが災いしてか、2か月ほど彼が既婚者だと気づかなかったことがあります。デートの最中、彼がスマホを触っていたんですよね。その時目に入ったのが着信履歴だったのですが、女性のあだ名らしきものがびっしり。もちろん浮気を疑いましたよ。問いただすと、本当は私が浮気相手だったみたいで。しかも妻は妊婦らしく言葉を失いました。その時は怒りや悲しみでいっぱいになって、何も言えなかったんです。気持ちの整理がついてから、もう一度彼を呼び出しました。『もう終わった話だろ』と面倒くさそうでしたが、『家庭や職場に伝える』と言うと態度が一変。『頼むから言わないでください』と懇願されました。結局あちらの家庭などには言っていませんが、最初から不倫なんてするな、と。一生罪悪感を背負ってくれれば良いのにと思っています」(カズミ«仮名»/28歳)
残業するとLINEが来た瞬間に退社している姿を…
「マッチングアプリで出会った人だったんです。外見もタイプだしすごく優しくて、まさにゾッコン状態。今思えば怪しいと思う言動も、当時は見過ごしていました。あまりに忙しい彼を不審に思ったのがきっかけです。休日出勤や残業が多すぎるというか。最初は心配していたんですけど、わざと私との時間を取らないようにしているのでは…と、だんだんそんな風に思うようになってきました。彼の職場近くに寄ったとき『今日は会える?』とLINEすると『忙しくて日付を越しそう』と返ってきたんですよね。そのときに彼が建物から出てきたんですよ。残業のはずじゃ…と思いながら彼に話しかけると、慌てた様子で私を避けたんです。周囲がザワつき、彼は職場に連れ戻され…。近くにいた女性が、彼は既婚者だと言い、私のことを慰めてくれました。その後連絡を絶ったのでどうなったのかはわかりませんが、痛い目を見ていればいいのにと思ってしまいます」(スズナ«仮名»/26歳)
彼の妻から突然の電話が…
「彼は、連絡がマメな方でした。なかなか予定が合わず、デートできる日が少なくても、きちんと連絡をくれるので安心していたんですよね。ある日、彼の妻だと名乗る女性から電話がかかってきて。もちろん寝耳に水ですよ。最初彼女は私のことを責めていましたが、本当に知らなかったと説明すると、なんとか納得してくれたんです。最終的に、『今夫は寝ているから一緒に復讐しよう』と言われ、彼女たちの家に。目覚めた彼は、見たこともない顔で驚き、私たち2人に土下座して謝っていましたね。その後、夫婦関係が冷え切っていたと彼女から聞かされました。子どもはいないし、離婚も視野に入れているとのこと。私のもとには彼から『もう会ってくれないんですか?』というLINEが来るし、本当にイライラしましたけど…。彼のような男性とは、一生関わりたくないです」(キョウカ«仮名»/32歳)
既婚者でありながら違う相手を求めるなんて、最低のことです。ましてや相手を騙すとなると、どれだけの人を傷つけるのだろうと思ってしまいます。許されない行為をしているのだと自覚し、改心すれば良いのですが…。そして、傷ついてしまった人たちの心が癒えるのを願うばかりです。
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