ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)、ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein) photo : Getty Images

長年にわたるセクハラが暴かれたハーヴェイ・ワインスタイン。彼の設立した会社が経営破綻したことが明らかになる中、ジェニファー・ローレンスが彼の行為について改めて語った。

ハーヴェイ・ワインスタインが設立した映画会社ワインスタイン・カンパニーは現地時間2月25日(日)に声明を発表。破産法手続きを申請することを明らかにした。一時は投資家に売却することも協議していたというけれど、交渉は決裂。「今残っている会社の価値を最大にするためには破産以外に道はない」と説明している。これで、これまで映画界に君臨してきたワインスタイン・カンパニーが終焉を迎えることになった。

そんな中、ワインスタインの制作した『世界にひとつのプレイブック』に出演したジェニファー・ローレンスが彼の行為についてコメントしている。これまでも「ワインスタインは私にとって父のようだった」と語り、彼のセクハラは受けていなかったことを表明しているジェニファー。先週末出演したテレビ番組「60ミニッツ」でも「彼は私に対して不適切な行為をしていない」としつつ「でも彼がやったことは犯罪で嘆くべき行為。報道されてニュースを聞いたとき、彼を殺したいと思った。彼が多くの女性の人生を壊してきたやり方を考えてみて。彼が刑務所に入っているのを見たい」と痛烈に非難した。

ちなみにジェニファーは「Me Too」や「Time's Up」、男女の賃金格差をテーマにしたドキュメンタリー番組の制作を計画しているという。社会活動に力を入れ始めているジェニファー。これからどんな形で実現していくのか、続報を楽しみにしたい。

text: Yoko Nagasaka