もう悩みたくない!恋愛がうまくいくようになる3つのフレームとは? | 恋愛ユニバーシティ

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恋愛上手になるために。

恋愛には、さまざまな困難が訪れます。たとえば、「望みの薄い復縁」「結果のでない婚活」「思い通りにならない恋人とうまく付き合い続けること」など。

また、恋愛をうまくいかせるため、ダイエットをしたり、料理の腕を上げたり、感情的な性格を直そうとする女性も少なくないでしょう。これらの努力を続けることも、ある意味困難と言えます。

こんな時、次の3つのフレームを持つことで、恋愛の困難から脱しやすくなったり、あるいは困難に陥りにくくなったりと、恋愛がうまくいくようになっていきます。ここで言うフレームとは、「人が潜在的に持っている考え方の癖」を指します。

では、この3つのフレームに関して、以下のCHECK項目で説明しましょう。

CHECK!これで恋愛がうまくいく!3つのフレーム

1.習得型になる

社会心理学者でモチベーション・コントロールの権威でもあるハイディ・グラント・ハルバーソンが著した書籍『やってのける』によると、人は、潜在的に「証明型」か「習得型」のフレームを持っています。

証明型の人は、この世界には能力のある人とない人があらかじめいると考え、自分の能力があることを証明しようとします。

一方習得型は、人は、あらかじめ何か能力を持っているわけではなく、努力をしながら、いろいろなものを習得していくと考えていて、自分の能力を伸ばそうとします。

人は、どちらが100パーセントでどちらが0パーセントということはありませんが、どちらかに偏ったフレームを持っています。

冒頭で述べた通り、恋愛においては、さまざまな困難に陥ります。そんな中、証明型の女性は、達成が簡単な目標であれば、あるいはうまくいっている時は、そのフレームを発揮し、「私は恋愛に向いている」「彼とは相性が合う」と感じて、目標に到達する努力を続けられます。

一方で、どうしてもうまくいかないようなことが起こると、「私は恋愛に向いていない」「彼と相性が合わない」「自分は結婚に向かない」などと、自分の能力がそれに適していないと感じて早々と努力をやめてしまうのです。

これとは異なり、習得型は、努力をすればその問題を克服できると考えています。大きな困難にぶつかれば、それをチャンスと捉え、どう克服するかに集中します。また、証明型の人は、うまくいかない時に他人に頼るのが恥ずかしいと考えるのに対し、習得型の人は進んで他人の力を借りようとします。

恋愛のように困難な問題が多く生じる分野では、習得型のフレームを持つべきかもしれません。そのためには、普段から習得型でいるように意識することに加え、習得型の友達と付き合い、彼らの言動からそのフレームが影響されるようにすることでしょう。

2.偽りの希望シンドロームにならない

心理学者で、幸福や健康について研究をしているケリー・マクゴニガルが著した書籍『スタンフォードの自分を変える教室』によれば、人は未来の自分に対して楽観的で、そのため高すぎる目標をつくり過ぎ、その目標にたどり着けなくなってしまいます。

たとえば、「今月は仕事が忙しくて誰にも会えなかったけど、来月は3人くらいの男性に会おう」と決意しますが、実際には来月も今月と同じように時間がなく、誰とも出会えません。

そして、そのように出会えない月が続き、結局無理だと感じて挫折をし、努力を始める前にやめてしまう。

そこからさらに半年くらい経って、また「まずい!このままだとずっと一人だ」と追い詰められ、同じように楽観的な目標を掲げ、再び何もしないまま挫折するといったものです。

このような不幸な状態を「偽りの希望シンドローム」と呼びます。

まず自分を変えようと決心し高い目標を掲げ、その決心だけで満足をし何もしないか、あるいは少し努力をして挫折をする。そしてまた切羽詰まった状態に陥り、再び高すぎる目標を設定するという繰り返しをすることです。

ダイエットで「1ヶ月で5キロ痩せる」なんて無茶な目標も同様の構図で、偽りの希望シンドロームに陥ること請け合いです。

新しい出会いを探すにしろ、婚活をするにしろ、自分の性格を変えるにしろ、高すぎる目標は、偽りの希望シンドロームに陥る罠となります。

来月も今月と同様時間がない、今できない我慢が明日できるはずはないとシビアに考え、その現実の中で実行可能な目標設定をすべきなのです。

3.接近目標にする

ポジティブ心理学の創設から関わっているソニア・リュボミアスキーが著した『リュボミアスキー教授の 人生を「幸せ」に変える10の科学的な方法』によれば、恋人や夫婦などパートナーの愛情が長続きするには、接近目標を持つことが重要とのことです。

人は、「回避目標」か「接近目標」を持って相手に接しています。

回避目標とは問題を避ける目標を持って行動すること。たとえば、彼に嫌われないように接する、彼に飽きられないようにデートをするなどです。

一方で接近目標とは、彼と仲良くなるために接する、二人がより良い関係を築けるように努力するといった、何かに向かっていく目標を持って行動をすること。

このうち接近目標を持つカップルは、お互いの性的な情熱も冷めにくく、二人の関係が良い形で持続しやすかったと書かれています。

この本には書かれていなかったことですが、数多く恋愛相談に乗っている僕の経験から言えば、相手を回避目標にしてしまう女性は多いです。

彼に駄目出しをしたり、怒ったり、責めたりする女性に対し、彼は徐々に回避目標を持つようになります。その結果、彼女との会話を減らし、プレゼントを買うことを躊躇し、なにもしなくなって冷めていくというものです。

ソニア・リュボミアスキーは、カップルがうまくいくためにいくつかの提案をしていますが、そのうちの一つは、『最も親密で信頼できる関係は、パートナーがお互いの失望や喪失や挫折にどう反応したかではなく、「よい知らせにどう反応したか」によって見極められている』ということ。

つまり、会社であった悲しいことや辛いことを彼と共有することより、小さなことでも良いから、成功したこと、嬉しかったことを彼と共有することによって、お互いの良い関係が良い形で持続すると述べているのです。

以上3つのフレームを持って、恋愛がうまくいくようにしていきましょう。

恋の教訓
接近目標、習得型の目標を持ち、
偽りの希望シンドロームに気をつけることで
恋愛がうまくいきやすくなる。

『“戦略的思考”に変えると、自分にピッタリの男性が現れる理由』

もっと恋愛上手になりたい!と思っている方は、「男心がわからない女性にありがちな失敗5つ 〜彼の本音が知りたい!」も、ぜひ参考にしてください。


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◇プロフィールぐっどうぃる博士 恋愛カウンセラー
理学博士(生命科学専攻)。現在は主に恋愛カウンセラーとして活躍。自身の体験と生命科学的視点を合わせた独自の恋愛メソッドを展開し人気を集めている。悩める女性の恋の問題が解決するサイト『恋愛ユニバーシティ』主宰。音声で恋愛を学べる『ぐっどうぃる博士の音ライブラリ』がある。現在、WEB、書籍、雑誌等など多方面で活躍中。また大手企業のマーケティングリサーチや企業のブランディング戦略にも参画。著書に『モテの定理』『恋愛マトリックス』(ソフトバンククリエイティブ)、「恋で泣かない女になる61のルール」(講談社)などがある。
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