意外とアナタの身近にも…!? 「サイコパス」にありがちな特徴

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サイコパス……最近よく聞くけれど、どんな人のこと?そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。

サイコパスとは、“精神病質”または“反社会性パーソナリティー障害”などと呼ばれる特殊な人格を持つ人のことを指す言葉で、一定の数社会に存在していると言われています。

全てを記載することはできませんが、今回は心理カウンセラーの筆者が、サイコパスの特徴の一部をご紹介します。あなたの身の回りにそのような特徴を持つ人はいませんか?

■相手の気持ちや権利を無視した言動をとる

相手の気持ちや権利を尊重する。これはわたしたちが周りと良好で円滑な人間関係を保つために、求められる基本的なことです。

通常は「こういうことを言ったら相手が傷つくだろうな……」というように、人の嫌がるようなことを言ったりやったりしないのが当たり前ですが、サイコパスの場合は平然と相手の気持ちや考え、権利を無視したような言動を取ってしまいます。

良心や善意が欠如していることに加えて、そのような他人を傷付けるようなことを、自分自身で正当化もするのです。

■社会のルールに順応できない

安心してわたしたちが暮らしていくためには、モラルやルールを守っていくことが必要不可欠ですが、サイコパスの特徴としてそのようなモラルやルールを守れないことがあります。

攻撃的であったり、他人を騙そうとする。そのような反社会的な行動を平然と行います。当然罪悪感もないので、よけいにそれらの行動にストップが利かなくなります。

■平気で悪質な嘘をつく

嘘も方便ではありませんが、わたしたちも時に上手に嘘をついて、その場をうまく収めたりすることもありますよね。ただそれでも、悪事に結びつくような嘘はつかないのが通常です。

サイコパスは傍からみると、よくもそんな嘘をつけるなと感じるようなことを、平気で言ってしまいます。後先を考えずに目先の利益にとらわれてしまう。また、相手を操りたいという考えから、そのようなひどい嘘をつくのです。他愛心がなく利己的だからこその発言といえます。

■無責任で衝動的に行動を起こす

普通、大人であれば自分自身の行動に対して責任を持ちますし、行動の結果を想像して動くわけですが、サイコパスにはそれがありません。

将来の計画を立てられず、思いつきで向こう見ずな行動を衝動的に起こしてしまいます。それというのは自身の行動に対して無責任だからです。後先を考えられないことも、サイコパスの犯罪率が高くなる要因といえます。

上記はサイコパスの特徴の一部であり、加えてこれら特徴に当てはまったからといって必ずしもサイコパスとは限りません。参考程度にとどめて、検査などは適切な医療機関を受診するようにして下さいね。

【筆者略歴】

大間秀章・・・心理カウンセラー&コラムニスト。企業や大学を対象に専任カウンセラーとして従事する傍ら、執筆活動も行う。専門分野は人間関係、恋愛、キャリア、メンタルヘルス、人生論など。Twitter

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