忘年会での飲みすぎ食べ過ぎ…お疲れ「胃腸」を労わるツボ

写真拡大 (全5枚)

年末のこの時期は忘年会やクリスマスパーティなど、飲んだり食べたりする機会がグンと増えますよね。

お仕事をしている人はお付き合いで連日飲み会……なんてこともあるでしょう。疲れた胃腸をそのままにしておくと、免疫力が下がって風邪をひいたり肌が荒れたりと、いいことは一つもありません。

今回は鍼灸師である筆者が、荒れた胃腸に効果が期待できるツボをご紹介します。背中のツボは家族やパートナーに押してもらったり、押してあげてもいいですね!

■おなかのツボ 中脘(ちゅうかん)

胃痛にはテッパンのツボです。息を吐くときにゆっくり優しく押してあげましょう。ここも温めてあげるとすっきりします。ホット専用のペットボトルにお湯を入れてタオルで包み、中脘に当ててあげるといいでしょう。

■下痢にはここ 水分,足三里(すいぶん,あしさんり)

下痢への効果が期待できるツボです。体内の水分のバランスを整え、大腸に作用し下痢をやらわげます。やはりここも温めるとよいツボなので、上記の中脘と同様の方法で温めてあげるといいでしょう。

また、足三里は下痢に効果を発揮しますが、慢性疲労にも効果が期待できます。なんだか疲れた……というときに一緒に押してあげるといいでしょう。

■背中のツボ4つ 膈兪、肝兪、脾兪、腎兪(かくゆ、かんゆ、ひゆ、じんゆ)

胃の調子がよくないとき、消化不良を起こしているときなどは、これらのツボの部分が盛り上がって痛みが生じることがあります。冷えている場合もありますので、温めてあげるとよいでしょう。お灸がおすすめですが、やけどには十分注意してください。

いかがでしたか? ツボで自己治癒力をあげて年末の飲み会を乗り切ってくださいね。それでも痛みが続く……というときは早めに病院を受診してくださいね。

【筆者略歴】

小西みわ・・・ 鍼灸師、よもぎ蒸しダイエットアドバイザー。女性専門サロン『美和鍼灸治療院』代表。東洋医学と美容を融合させた全身美容鍼灸が得意で、オーダーメイド施術を行う。せんねん灸セルフケアサポーター。ブログも好評。

【画像】

※ Nikodash / Shutterstock