日本一の豆腐職人が語る「おいしい食べ方」
[めんたいワイド- 福岡放送] 2016年11月2日放送の「メンタイLIVE!」のコーナーでは、福岡県久留米市にある「梅の花セントラルキッチン久留米」から中継しました。10月15日に熊本で行われた「全国豆腐品評会」で日本一に輝いた豆腐が、ここで作られているほか、100種類ほどの豆腐商品が作られています。
「全国豆腐品評会」では、豆腐の種類によって5部門あるのですが、その中の絹ごし豆腐で金賞(1位)を獲得しました。
決め手は「撹拌」
豆腐といえば大豆。ここでは、「トヨマサリ」という風味が良く甘みがある大豆を使っています。この大豆は「大豆の横綱」とも呼ばれています。この大豆を12時間水に付けてふやかします。それをミキサーにかけて荒削りにしながら火にかけ、おからと豆乳に分けていきます。この豆乳は味が濃く、一般の豆乳の濃度は13度ですが、トヨマサリ豆乳は16度と濃く甘い豆乳になっています。
この豆乳に塩水とにがりを入れて固めていくのですが、入れた後の撹拌の仕方によって味が全く違うそうです。ここでは、長年作業をされている、職人さんが1つ1つ撹拌をしています。「絹ごし豆腐」(210円)は、通常の約2倍量の大豆を使用しているため、甘みがあってキメの細かい柔らかいプルプルとした豆腐に仕上がります。
なめらかな麻婆豆腐を作るには...
「梅の花セントラルキッチン久留米」で豆腐に携わっている人たちが教える、豆腐の美味しい食べ方をいくつか紹介します。
1つ目は、この時期に美味しい「湯豆腐」です。普通の湯豆腐でもいいですが、湯葉を乗せると、さらに大豆の美味しさが味わえるようになります。
2つ目は、「麻婆豆腐」。豆腐が崩れそうで、木綿豆腐を使う人が多いようですが、絹ごし豆腐で作るとなめらかな麻婆豆腐が出来上がるそうです。
この工場で作った豆腐は、隣の「梅の花工場直売店」で、出来立てを購入することもできます。9〜18時までとなっています。豆腐以外にも、豆腐を使ったしゅうまいや、ゴマ豆腐なども販売されています。アウトレット価格のため、最大6割引の商品も用意されています。
豆腐というと、つい簡単に冷ややっこや味噌汁で食べてしまいますが、湯葉と一緒に煮込む湯豆腐などはこれからの季節は温まりそうなので、食べてみたいと思いました。(ライター:ぴよこ)
画像はイメージです(Ryohei Nodaさん撮影、flickrより)