【婚活のススメ】専業主婦になりたいなら、知っておくべきリスク4選
専業主婦になりたい?
結婚したら専業主婦になりたい、という願望はありますか?昨今の経済不況のさなかにありながらも、実は若い女性たちの間では「隠れ専業主婦願望」が増えているといいます。
「できれば結婚したらもう働きたくないなぁ…。」そんな漠然とした考えをもっているのなら、ぜひ知っておきたい「専業主婦のリスク」について今回は見直してみましょう。ジャーナリストで作家の白河桃子さんの著書『専業主婦になりたい女たち』(ポプラ社)を参考に、「専業主婦になりたい」なら、知っておくべきおもなリスク4つをご紹介します。
目次
専業主婦の幸せは「○次第」になってしまう 現代男性にとって「女性を養いたい願望」はファンタジー? 専業主婦の○○○○は難しい 専業主婦には「女性の○○」のリスクがある専業主婦の幸せは「夫次第」になってしまう
専業主婦の幸せの根底とは一体どこにあるのでしょうか。誰もがうらやむような専業主婦生活を送っている人を取材してみると、彼女たちは「優しく理解ある夫の存在」によって、幸せを感じていることがわかるのだとか。
ここで、ポイントになるのは「優しく理解のある夫」という点。たとえ夫に稼ぎがいくらあったとしても、「優しくなく」「子育てや家事にも協力的でない」夫であると、専業主婦になっても幸せを感じることができなくなってしまうのです。付き合っている当初は優しい人でも、結婚して生活をともにし、子どもが生まれれば生活パターンも変わるため、実際は「仕事ばかりで休みがない」「家事や子育てに協力的でない」「浮気する」「俺が食わせてやってるという亭主関白タイプだった」など、問題がみえてくることもありますね。
そうなると、専業主婦の幸せは夫の資質に左右されてしまうことになります。自分の幸せをみずからつかむことができず、夫の資質によって幸せが決まっていまうというリスクが、専業主婦にはある、といえるのです。
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現代男性にとって「女性を養いたい願望」はファンタジー?
実は20代の独身男性の結婚観を探ってみると、多くの男性が「妻が専業主婦になること」を望んでいるのだそう。男性には「女性を専業主婦として養いたい」という思いがあることが見て取れますね。
でも、実際に「夫の年収が600万円以上あったら仕事をやめて専業主婦になりたい」という女性ののぞむ専業主婦像を男性たちに伝えた途端、「やっぱり奥さんにはゆるく働いていて欲しい」「自分より稼ぎがない程度に稼いでほしい」「でも、転勤になったらついてきてほしい」など、意見が途端に変化したのだといいます。
このことから、男性の根底は「妻を専業主婦として養いたい願望」があるけれど、結局現実をつきつけられると、やはり妻にはある程度働いて家計を助けて欲しい、という思いのほうが現実的なようです。「専業主婦として養いたい願望」は、実際には現実味がなくファンタジーのようですね。
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専業主婦の仕事復帰は難しい
日本においては、子育てに専念するために仕事を離職して専業主婦になると、その後子育てがいったん落ち着いてから働きたいと思っても、正社員になれない人が多いという問題があります。そのため、年収も回復せず、ほとんどが年収100万円前後のパート主婦になる、というのが現実です。
このようなことが起きるのは、一度専業主婦になったために、「主婦」の立場のまま復職を目指してしまうので、パートタイム勤務・時短勤務などの「時間的制約」が生じてしまうからです。
専業主婦になると、本格的な仕事復帰が難しいという現実があるのですね。
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専業主婦には「女性の貧困」のリスクがある
たとえば、専業主婦でいる間に「離婚・夫のリストラ・給与カット・夫の病気」などのリスクに直面したら、これらに対処することがとても困難になってしまいます。簡単に貧困に窮してしまうことも考えられます。
なにより、大きな専業主婦のリスクは老後なのだそう。現在65歳以上の単身で暮らす女性の2人に1人が貧困なのだといいます。専業主婦である彼女たちの夫がなくなったり、離婚した後などは、簡単に貧困に陥ってしまうのです。
このように、戦後の専業主婦システムは「貧困女性」を量産する恐ろしいシステムだと、白川さんは指摘しています。
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いかがでしたでしょうか。専業主婦になる、ということはリスクも同時に背負うことになる、と知っておくのはとても大事なことですね。それらすべてを知った上で、結婚後の自分らしい生き方、現代女性の真の幸せのつかみ方、そして働き方を見つけてみてもいいかもしれません。そのヒントを与えてくれる著書『専業主婦になりたい女たち』は、働く女性にとってこれ以上ない叱咤激励となるでしょう。
(知花きのこ/恋愛ユニバーシティ)
◇プロフィール知花きのこ / 恋愛ユニバーシティ 恋愛ユニバーシティ公認ライター恋愛ユニバーシティ公認ライター。