豪華な舞台衣装や貴重なコレクションも!松屋銀座で「熊川哲也とKバレエ展」

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最近は、大人になってからバレエを習い始める人も増えているとか。でも、ブームの立役者と言えば、やっぱりこの人。英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル(首席ダンサー)を務め、世界の頂点を極めたバレエ・ダンサー、熊川哲也さん!

彼が、日本では数少ないプロフェッショナルのバレエ団「Kバレエカンパニー」を立ち上げてから15年。その創立15周年を記念して、2015年2月26日(木)から3月9日(月)まで、松屋銀座8階のイベントスクエアで開かれる「バレエに愛された男 熊川哲也とKバレエ展」は、その輝かしいバレエ界での軌跡をたどるとともに、Kバレエカンパニーの全容を紹介する展覧会。

会場では、熊川さんが英国ロイヤル・バレエ団時代に着用していた衣装をはじめ、これまでKバレエカンパニーで上演してきた「熊川版全幕バレエ」の豪華な衣装の数々も展示。一流デザイナーによる舞台美術の模型などもあるので、アートとしても楽しめそう。

今回は、熊川さんの高い美意識とプロフェッショナルな仕事ぶりが分かる展示も多数あるとか。「普通は舞台用の制作物というと、遠目でも映えることをいちばんに考えて、作りは簡単なものが多いのですが、熊川さんは細部までこだわって作り込んでいるので、間近で見ても見ごたえがありますよ」と、広報担当者さん。

さらに、芸術監督としても活躍する熊川さんが、近年収集しているという貴重なコレクションも披露。例えば、ニジンスキーをはじめ伝説のダンサーたちの自筆サインや、ベートーヴェンの「第九」初版譜面など、歴史的な価値のあるものばかり。

「バレエの好きな人はもちろん、これまで興味がなかった方でも、十分にバレエの奥深さを実感していただける展示内容になると思います」(同)本格的なバレエ公演を観たことがなくても、美しい衣装や舞台美術など、見て楽しめる展示が充実したこの機会に、バレエの世界へどうぞ。