何処の職場でも、キレやすい上司・パワハラ上司などいるものです。今回は、ヒートアップしてしまった上司の心を落ち着かせる方法をお伝えします。

【自分が怒られている場合】すぐに「申し訳ありませんでした」と謝って頭を下げる

キレた上司を落ち着かせる最も効果的な方法は、まず謝ることです。もし、自分が悪くない場合でも上司がキレている場合はとりあえず謝りましょう。キレた上司は、そのキレた内容に対して謝罪の言葉を求めています。そして、自分に非がないことを確認したいし、あなたに非があることを自ら認めてほしいのです。

まずは相手の目を真っすぐ見て、「申し訳ありませんでした」と丁重に謝罪し深々と頭を下げます。誠意が伝わることで、上司の気持ちは収まります。

間違ってもやってはいけないのは、「私は悪くありません」という態度を上司に取ってしまうことです。「私は悪くないです。私のミスではありません」「その話、私聞いてません」という態度を取ってしまうと、上司の怒りはさらにヒートアップしてしまいます。

「私、悪くないのに」と、謝罪もせずにオロオロした態度は最も上司の怒りを増幅させてしまいます。

誰が悪いかという罪のなすり合いを続けても、お互いの関係は平行線を辿るに過ぎないのです。まずは、上司の怒りを抑える為にも、とりあえず謝りましょう。相手の怒りが治まってから、真実を追求すればよいのですから。

【パワハラで怒られている場合】言葉通りに受け取らず、上手く聞き流す

上司も人間ですから、言っていることが全て正しいとは限りません。特に、パワハラ上司の場合は「こんな仕事も出来ないのか」「頭悪いんじゃないの?」といった嫌味や心無い発言も多いことでしょう。

もちろん、その言葉を全て真に受ける必要はありません。あなた自身に落ち度がある場合は、そのミスに対して深く反省しなければなりませんが、落ち度のないことで暴言を吐かれている場合は受け止める必要はありません。

もし、上司に「こんな仕事も出来ないのか」と言われたら、ポジティブに受け止めるようにしてみてはいかがでしょうか。「こんな仕事も出来ない→もっと仕事が出来ると期待されていた」と前向きに受け止めて、落ち込まないようにしましょう。

ただ、心で受け止めなくても「そうですね」と笑顔で対処して聞き流すようにしましょう。笑顔で聞き流すことで、相手の怒りの矛先も和らいでいきます。ここで下手に反論してしまうと、かえってトラブルの元です。もし、ストレスが溜まったら美味しいものを食べたり、カラオケなどで上手く気分転換しましょう。

【他者が怒られている場合】熱いお茶を入れる

自分以外の誰かが上司に怒られている場合、下手にフォローに入るととばっちりを受けてしまうことがあります。時と場合によっては、余計な言葉が逆効果を生んでしまうこともあります。

上司の頭を落ち着かせる方法として「熱いお茶を入れる」のは単純ですが、効果抜群な方法です。お茶にはリラックス効果があるので、一度心をホッとさせる効果があります。お茶を出すタイミングは、ヒートアップした状態が少し落ち着きだした頃に、何も言わずお茶をそっと机に置いてあげましょう。

また、お茶は「熱い」ことがポイントです。熱いお茶は、一度フーフーして冷やさなければなりません。人間は息を吐くとリラックスする効果があります。熱いお茶を出すことによって、さりげなく上司にリラックスしてもらいましょう。

もし会社に甘いお菓子があれば、併せて一緒に出すとより効果的です。甘いお菓子には、心をホッとさせる効果があります。まずは、上司に一度心を落ち着かせてもらいましょう。

ヒートアップする上司を落ち着かせる方法まとめ

ヒートアップした上司を落ち着かせる場合、もし自分のミスが原因ならすぐに謝るようにしましょう。また、特に怒る理由もないのにパワハラでヒートアップしている場合は、笑顔で対処して、言われた言葉を上手く聞き流すようにしましょう。

もし、他者が叱られている場合はこっそり熱いお茶を出してみてください。熱いお茶をフーフーしている間に、深呼吸してもらって心を落ち着かせてもらいましょう!