ミシェル・オバマ(Michelle Obama) photo : Getty Images

先週末で就任100日を迎えたドナルド・トランプ大統領。ミシェル・オバマ元大統領夫人が進めていた女の子のための教育プログラム「Let Girls Learn」を廃止すると報じられている。

このプログラムは世界中の学校に行けない少女に教育の機会を与えることを目的に、ミシェル・オバマ元大統領夫人が2015年に立ち上げた運動。リア・ミシェルやゼンデイヤ、ケリー・ローランドたちもこの趣旨に賛同、共に教育の重要性を訴えていた。彼女たちがチャリティソングをリリースし、その売上を寄付したこともある。

メラニア・トランプ大統領夫人がこのプログラムの代表の地位を引き継いだことから政権が変わっても存続すると見られていたが、トランプ大統領が廃止を決定したことが発覚! CNNは政権スタッフ「『Let Girls Learn』という名称は今後使わないし、このプログラムを単独で継続していく予定もない」と書いているメールを入手したと報じている。

このニュースが流れるとホワイトハウスのスポークスパーソンはコメントを発表、「プログラムそのものに変更はない」としている。ではこのメールの意図は? 今後の名称や内容は? という疑問がマスコミから上がっているけれど、それについては説明されていない。

女性蔑視発言が問題になったこともあるトランプ大統領。女の子の教育機会を奪いかねない今回の決定に対しても批判の動きが起きている。セレブたちもサポートしていた運動だけに、セレブ界からも反発の声が上がりそう。続報にも注目したい。

text : Yoko Nagasaka