レッスンは何を選べばいい?「ヨガの種類」を分かりやすく解説

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ヨガを習ってみたいけれど、ヨガの種類がいろいろあって、どれを選んだらいいのか分からない……なんて思っていませんか?

そんな方のために、今回はヨガインストラクターである筆者が、簡単に分かりやすく“ヨガの種類”についてご紹介。これから始めてみたい!という人は、レッスンを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

ハタヨガ:初心者でも取り組みやすい

ハタヨガとは、肉体を強化し心身を鍛錬させるためのヨガの行法のことですが、現代のヨガレッスンで使われる意味としては、たくさんあるヨガの流派の大元として、体を適度に動かし、一つ一つのポーズを丁寧に行うレッスンとして使われることが多いようです。

ポーズの基本を学びやすく、初心者でも取り組みやすいので、ヨガ入門者から運動が苦手な方も安心して取り組めるものとなっています。

ヴィンヤサヨガ:体力をつけたい人にお勧め

呼吸に合わせてポーズを流れるように組み合わせて行い、運動量が多いのも特徴。余計な雑念を考える暇がなくなるほど、動きに集中できるので、体だけでなく頭もスッキリとさせてくれます。

筋力の必要なポーズも多いので、体力をつけたい方、インナーマッスルを整えたい方にお勧めです。

シバナンダヨガ:伝統的なヨガらしさが体験できる

ヨガの基本である12のポーズから組まれる伝統的なヨガです。呼吸法、太陽礼拝、瞑想なども満遍なく網羅したい方にお勧めです。ヨガを始めた方が、やってみたいポーズの上位にくる“シールシャ・アーサナ”(頭と腕の3点倒立)も学べるのが特徴。

心身のバランスを整えることを意識しており、初心者から見て、伝統的なヨガらしさが体験できるのも魅力でしょう。

アシュタンガヨガ:ダイナミックでエネルギッシュ

ヨガに慣れてきた方が、憧れる流派でもあるアシュタンガヨガ。太陽礼拝から、立ちポーズ、座位のポーズ、と順番が決められており、強くエネルギッシュな呼吸法を使って流れるように動くヨガの流派です。

とにかくダイナミックでエネルギッシュで、男性にも人気の高いヨガです。早朝のマイソールクラスという自主練習ができるクラスや、満月の日はヨガの練習を休む、など独特の決まりごとや特徴があるのも面白く、ヨガ中級から上級者向けでしょう。

アイアンガーヨガ:ポーズを丁寧に学べる

ヨガのポーズの細かいアライメントを重要視し、角度、動き、バランスなど徹底的に観察して一つのポーズを丁寧に時間をかけて行う流派です。ヨガのポーズを補助するヨガブロックやベルト、クッションなどを使ってポーズの完成度を高めていくのも特徴です。

ヨガで怪我をするのが心配、丁寧にポーズのことが知りたい、解剖学的にも学びを深めたい方にお勧めです。

リストラティブヨガ:体以上に心を休めたい人にお勧め

筆者も大好きなヨガです。時々筆者のレッスンでも行うリストラティブヨガは、ストレスフルな生活をしていて、体以上に心を休めたい人にお勧めのヨガ。クッションやボルスター、アイピローやブランケットなどを使用し、疲れていたり固っている体を委ねます。

一つのポーズに5〜10分ほど時間をかけ、動くことより心身の休息を目的としているので、深いリラクゼーション効果があります。

いかがでしたか? 今回はたくさんあるヨガの流派やレッスンの内容を、簡単に解説しました。種類や流派が多く、初めての方は迷うことも多いかと思いますが、興味のあるヨガを見つけてスタートしてみませんか?

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※ fizkes / Shutterstock

【筆者略歴】

上村 由夏

「マナヨガ」代表。オリジナルのマナメソッドを発案。本来持っている個性や美しさを引き出すと定評がある。またラジオパーソナリティとして心身の美しさをテーマとした番組を担当。