晩婚化が進み、独身男性による結婚願望の低下が叫ばれている昨今。結婚適齢期の女性にありがちな悩みとして、「結婚したいけれど、彼氏がプロポーズをしてくれない!」というものがあります。特に30代中盤になると高齢出産によるリスクも気になり、彼氏のプロポーズを悠長に待っている余裕はないという女性も多いのではないでしょうか?

分かりにくい!? 女性の結婚アピールは消極的!

「銀座ダイヤモンドシライシ」が行なった「新生活&プロポーズに関する意識調査」によると、女性がプロポーズを考える時にとる行動で一番多いのは「遠まわしに結婚をしたい雰囲気を出す」(38.8%)。続いて「家庭的な一面をみせる」(36.0%)、「友人・知人の結婚の話をする」(21.2%)という結果となっています。どれも行動としてはそれほど積極的なものではなく、女性はあまりはっきり結婚願望をアピールしないといえそうです。

「検索履歴や予測変換に『結婚』が表示されるようにする」のは果たして効果があるのでしょうか……。

一方「結婚雑誌を置いておく」というやや積極的な行動をとる人は4.4%。さらに「検索履歴や予測変換に『結婚』が表示されるようにする」という、微妙な行動をする人は1.2%いるそうです。検索履歴や予測変換はおそらく相手のスマホを彼女が操作するのだと思われますが、何か努力の方向が間違っている気がするのは気のせいでしょうか?

結婚したい男性は、プロポーズへの具体的行動をとる!

では男性が結婚したい場合、どんな行動をとるのでしょうか? 同調査によると一番多い行動は「将来の話をする」(37.2%)でした。女性で一番多かった「遠まわしに結婚をしたい雰囲気を出す」と比べると、かなり行動が具体的です。続いて「プロポーズをする場所を探す」(24.0%)、「どうにかして彼女の指のサイズを把握する」(25.2%)で、さらに行動は明確となっています。

サプライズによる結婚指輪もうれしいですが、指のサイズは素直に聞いてくれたほうがいいという女性も多い気がします。

結婚したいときにはさりげなくアピールをする女性と、具体的行動に出る男性。男性は結婚に関していえば「察する」「空気を読む」という行動がそれほど得意ではないのかもしません。そう考えると「女性のさりげないプロポーズアピール」は、男性にほとんど伝わっていない可能性も!むしろ「結婚雑誌を置いておく」くらい、わかりやすい行動をするのが正解なのかもしれません。

「付き合いたい」段階での男女の具体的行動パターンは、ほぼ同じ!

とはいえ結婚ではなく、相手が「好意をよせている」「気になる」という段階で一番多い行動を男女別に調査した結果をみると、また違った傾向がみられます。

「わざと意地悪をする」という、小学生男子がよくやる愛情表現ををするという人も案外少なくないようです。

女性で一番多いのは「チラチラ目で追う」(32.4%)でしたが、これは男性も一番多い結果で割合も30.4%とほぼ一緒。二番目に多いのは女性が「ボディタッチ」(30.0%)ですが、こちらは男性でも22.4%で三番目に多い答えでした。一方女性の三番目は「用がなくても話しかける、連絡する」は25.6%でしたが、こちらは男性もまったく同じ数値(25.6%)で二番目に多い回答。つまり男女交際止まりであれば、男女間の行動にほとんどズレはないのです。チラチラ目で追ってボディタッチをしつつ、用がなくても話しかけたり連絡をすれば、好意は自然と相手に伝わる可能性が高いと考えられます。

もはや彼氏からのプロポーズを待っているだけでは、ダメな時代かもしれません。

しかしこれが結婚のステップになると、女性が考える「察して」のアピールは失敗する可能性大なのです。より具体的に結婚への行動をとらないと、いつまでもプロポーズはやってこないかもしれません。結婚したい女性は一度勝負に出る気持ちで、分かりやすい具体的アピールをしてみてはいかがでしょうか?

【参考】
調査主体:銀座ダイヤモンドシライシ
調査期間:2017年3月3日(金)〜2017年3月6日(月)
調査対象:20歳〜35歳男女500名(20歳〜39歳既婚男性125名、20歳〜39歳既婚女性 125名、20歳〜39歳未婚男性125名、20歳〜39歳未婚女性125名)