楽しいイラストが描かれた「こどもきっぷ」全20種類がある

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新型車両323系のデビューが話題になっている、JR大阪環状線。駅トイレのリニーュアルや駅ナカ商業施設の開業など、同線をもっと快適に、便利にする「大阪環状線改造プロジェクト」も着々と進行中だ。そんな同線の各駅で、子ども向けの取り組みが行なわれていると聞き、さっそく取材に。お子様限定の嬉しいサービスとは?

【写真を見る】「こどもきっぷ」の裏面には323系の写真が!全20枚を並べると完成する

通天閣にほど近い、新今宮駅。その改札口に「おおさかかんじょうせん こどもきっぷ」という張り紙があった。この「こどもきっぷ」、券売機で買うのではなく、改札口でもらえるものらしい。でも、「こどもきっぷ」とは一体?

「もともと、乗車券をお持ちの方が付き添っている小学生未満のお子様は、きっぷをお買い求めいただく必要はありませんが、『きっぷを持って乗りたい!』という声を聞いたため、サービスとして『こどもきっぷ』を配付しています」と、駅員の山本悠介さんが教えてくれた。

この「こどもきっぷ」、大阪環状線の全19駅で配られており、新今宮駅は通天閣、天王寺駅は天王寺動物園の動物たちと、駅によってすべて絵柄が違う。

「各駅の絵柄は、大阪環状線で働く若手スタッフで結成した『OK LINE』というチームで、議論しながら決めました」と、山本さんと同じく「OK LINE」メンバーの一員である尾井一貴さん。沿線名所のほか、発車メロディにちなんだ絵柄もあるので、その由来を考えてみるのも楽しい。カードの裏側は、323系の写真になっていて、全20枚を集めると絵柄が完成する。

ところで、前述の通りカードは20種類あるが、大阪環状線は全部で19駅。最後の1種類はどこでもらえるのだろうか。

「全19駅のカードを並べると、最後となる20枚目のカードがどこでもらえるか、ヒントが出てきます」(山本さん)とのこと。ぜひこの謎にも挑戦してみよう。ちなみに、ウォーカープラスの読者だけにヒントを教えると、「誰もが知っている“あの童謡”が流れる駅」だ。「この機会に、普段降りたことのない駅でも降りていただき、街中を散策してみてください」(尾井さん)。

カードの配付は小学生以下が対象で、期間は3月31日まで。ただし、準備枚数がなくなりしだい終了となる。大阪市内で気軽にできる駅巡り、親子でぜひ楽しんでみよう!【関西ウォーカー編集部/伊原 薫】