ひと昔前なら、結婚や出産をした女性が、今までと同じように仕事を続けるのは難しかったはず。でも今は、女性がキャリアを持ったり、自分のライフスタイルに合わせて働いたりと、一生仕事を続けていけることができる時代に! そこで、今回は転職を何回か経験し、働き甲斐や働きやすい環境を手に入れ、着実にキャリアアップしている2人の女性に"転職を成功させるコツ"を伺いました!

MINAさん(35歳) 外資系IT企業勤務

<転職 PROFILE>26歳〜35歳で5社の転職経験

26歳〜27歳 N.Y.にてインテリア系の仕事

28歳〜32歳 デザイン事務所にてプロジェクトマネージメント

32歳〜33歳 外資系ホテルにてPR

33歳〜34歳 外資系PR代理店にてPR

34歳〜現在 外資系IT企業にてクリエイティブマネージメント

NAOKOさん(30歳) 食品宅配会社 大地を守る会勤務

<転職 PROFILE>23歳〜30歳で4社の転職経験

23歳〜26歳 イベント制作会社にて制作職

26歳〜28歳 プランニング会社にてセールスプロモーション企画職

28歳〜30歳 PR会社にて担当クライアントの企業PR戦略策定、実施業務

30歳〜現在 大地を守る会にて広報

35歳で5社!?のためのポジティブ転職

転職する派が転職をする理由

▼転職をしたいなぁ…と思うときはどんなとき

―最初に転職を考えたのはどういうタイミングでしたか?

MINA(以下M): 学生時代、N.Yでインテリアデザインの勉強をしていたので、日本に帰ってきて最初の就職先はアートや設計、インテリアデザインなどの仕事をしている個人事務所でした。大きなプロジェクトが終わった達成感、また企業で勤める経験をしてみたかったので転職を決意しました。

NAOKO(以下N): 学生時代からイベント制作会社でバイトをしていたこともあり、仕事のイメージも湧いていたので一社目の入社を決意。大きなイベントの案件を勤め上げたとき、もう少し自分の時間が欲しいと思ったのと同時に、プランニングをし、企画書をつくり、実現させるスキルをもっと高めたい!と感じ転職を考えました。

―2社目のお仕事は?

M: 半年後のホテルオープンに向けて、オープニングメンバーとしてホテル立ち上げのオファーをいただきました。「こんな機会はめったにない!」と思い、今までホテル業に携わったことはなかったのですが、既存の捉われずに作り上げていく仕事が好きで、入社を決めました。立ち上げも終わり、ホテルも軌道に乗ってきたとき、また新しいコンセプトを浸透させるなど新規プロジェクトに携わりたいと転職を考えました。

N: 転職活動はせず、知人に誘っていただいたセールスプロモーションの企画会社に入社。入社後すぐ、広告代理店へ出向になり、営業職を経験しました。代理店の仕事はものすごく忙しかったけど、楽しかったのであっという間の1年半でした。所属していた元の会社が合併することになり、出向から戻ったときに、代理店で学んだことが生かせるかどうかなど、職務内容が変わってしまう不安があったため転職活動を始めました。

―3度目の転職について教えてください

M: 現在働く外資系IT企業に就職する前、少し休む期間を設けました。働きながら転職活動をするのではなく、これまでの経験や今後のキャリアについて一度ゆっくり考えたかったからです。その間に興味のある分野をリサーチしたり、そのフィールドでご活躍されている方にお話を伺ったりしました。結果的に自分にとって大事な3つの軸、グローバルな環境、英語力を活かす、ダイナミックなビジネスに携わるという今の仕事に出会うことができ、転機となる就職ができました。

N: 前職での代理店業務にやりがいを感じていたので、PR会社でも即戦力として働くことができ、ノウハウも吸収することができるのではないかと思い転職。平均して5社ほどの企業PRを担当し、単発のイベントの進行などにも携われ、これまでのスキルが発揮できたのではないかと思います。この会社での仕事内容を通し「企業広報をしてみたい!」と今後の働き方の方向性が定まりました。

―現在の仕事はどうですか?

M: 今の職場は、色々なバックグラウンドや経験を重ねてきた人が多く、そして雰囲気がいいのも魅力。もともと人とのやり取りが好きなので、部内やビジネスパートナーとのコミュニケーションを密にとり調達するクリエイティブマネージメントの仕事は自分のスキルも発揮できて、今とても充実しています。

N: 今の職場に決めたのは、企業広報として即戦力になれると思ったこと。自分が信頼している先輩が働いていたこと。また食事を気にかけるようになって、体質の変化を実感した経験からその分野の仕事がしてみたい!と思ったことなどの理由から。長く働くことを前提に入社したいと思ったのは、いろいろな会社で経験を積めたからこそだと感謝しています。

▼転職するときに心がけていること

―転職時のスキルアップのために何かしていることはありますか?

M: 時間がある時、興味のある分野の物事に触れる機会を増やしたり、そのフィールドで仕事をしている人に会うようにしています。直接話を伺うことで仕事のイメージも湧くし、自分に適しているかどうかもわかるから。本を読んで情報も得ることもありますね。

N: キャリアアップ=資格みたいな感覚は無いので、目の前にある仕事は全て経験になり、それを積み重ねることで出来ることが少しずつ増えていき、結果的にキャリアアップになるのだと考えています。だからこそ、担当している仕事は丁寧にするよう心がけています。また、人との出会いも何かの縁だと思うので、直感的に話を聞きたいと思った人には自分から積極的にコンタクトを取るようにしています。

―転職の情報をどのようにキャッチしていますか?

M: 転職エージェントに相談した経験もあります。ただ単にエージェントに登録をしたのではなく、"この業種に強い""リクエストに応えてくれそう"などの自分に合いそうな担当者を知人に紹介してもらいコンタクトを取りました。親身に話を聞いてもらったおかげで、自分の方向性を整理し、考えるきっかけにもなりました。

N: 「前に進みたいなぁ…」と思っていると縁が降ってくるように転職の話が来ることもあります。転職を意識したら"これからどんなことがしたいのか"、"自分がどんなことができるか"、"どんな環境で働きたいのか"を冷静に考えた上で色々な人の話を聞くようにしています。直近の転職時は、職場環境についても重要視したかったので、社員の方に話を聞いたりもしました。もちろん、転職エージェントに登録をしたこともあります。ただ、担当の方次第というところもあり、縁が広げてくれる人か、焦って決めさせようとしてこないか…の見極めも必要かなと思います。この先の仕事が一生の仕事になるかどうか大きく左右するので、じっくりと決めたいですよね。

―転職に悩んでいる人に、なんと声をかけたいですか?

M: 転職を考える時、ポジティブな姿勢で「今後どういう仕事をしていきたいか」「今の仕事が自分のライフスタイルに合っているか」など、新しいものに挑戦するタイミングとして捉えるといいかなぁ…と思います。仕事でパーフェクトの環境なんてないのだから、転職したとき後悔しないためにも、気になる会社のことをよく知り、今まで積み上げたキャリアを開花させることができる業務内容かどうかを理解するなど事前のリサーチも大事なことだと思います。

N: 一人暮らしをしていると、「もし転職が決まらなかったら」とか、「今より条件が下がったら」など不安に思うこともあると思います。まずは、自分が転職したい理由を明確にし、1歩を踏み出すのが大事だと思います。転職情報に目を通しているだけでもワクワクしたり、落ち着いたりするならまずはそこからスタートするでもいいと思います。とにかく考え込まずに、自分の今までのキャリアや直感を信じて進んで欲しいですね。

2人にとって転職とは、ネガティブなものではなく、将来へのキャリアビジョンや自分が暮らしていきたい環境作りを前向きに捉えて、行動を続けてきた結果。環境は人それぞれですが、なにか変えてみたい!という衝動に駆られたら、まずは一度立ち止まって自分のこれからを考えてみるのもいいかもしれませんね。