高台寺の紅葉ライトアップを楽しむベストコースはこれ!
■ 臥龍廊や紅葉が池に映り込む庭園美
【写真を見る】書院から臥龍池方向を眺めれば、東山の穏やかな山並みを借景とした庭園が広がる/(C)サダマツ ヨシハル
天下統一を成しとげた豊臣秀吉の正室・北政所(ねね)が、1606(慶長11)年に秀吉の菩提を弔うため創建した高台寺。史跡・名勝庭園には、観月台を配した偃月池、開山堂と霊屋を結ぶ臥龍池と2つの池を見られるほか、“高台寺蒔絵”として有名な霊屋内部の須弥壇に施された蒔絵文様など、境内全体で桃山文化を堪能することができる。
秋のライトアップでは、ほかとは違った演出が人気で、白砂の方丈前庭「波心庭」に映し出される光のアートは見もの。鏡のような水面に紅葉が映り込む臥龍池や、神秘的な光に満ちた竹林などの秋景色は、幽玄なムードが漂いロマンチックだ!
紅葉を楽しむベストルート<1〜6>は、拝観受付から書院、庭園、霊屋、竹林などを一周する中で、同じ場所でも違った角度から紅葉を楽しむのもおすすめだ。受付前の台所坂でも紅葉が頭上をおおう美景を見ることができるので、お見逃しなく!
■ <1>書院
書院から臥龍池方向を眺めれば、東山の穏やかな山並みを借景とした庭園が広がる。ライトアップされた紅葉で、昼間よりも幻想的な雰囲気に!
■ <2>方丈前庭(波心庭)
波心庭ではプロジェクションマッピングによる映像が投影される。シーズンごとに趣向が変わり、2015年は開山堂に向けて行われた。
■ <3>臥龍池
紅葉で周囲を埋め尽くされる臥龍池は、ライトアップされた紅葉を水面が映し出す絶景ポイント。時間を忘れて眺めてしまうほどの美しさ!
■ <4>遊歩道
秀吉とねねを祀る霊屋へ向かう遊歩道を少し登り振り返ると、開山堂を背景にした紅葉の境内が見渡せる。グラデーションが見事な美しさだ!
■ <5>傘亭・時雨亭
傘亭と時雨亭の裏側にも光に照らされる紅葉ポイントが。山居風の屋根と土塀が和情緒たっぷりな2つの茶室と、紅葉のコラボレーションは必見!
■ <6>竹林
道の両わきに生える竹林の中を通ることができる。ライトアップされた神々しい空気に包まれた独特の雰囲気は、高台寺散策の名物!
【関西ウォーカー編集部】