【女子トレンド】ヒートテックだけだと思ったら大間違い! 注目4ブランドのますます高機能なインナーの特長に驚き

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冬場の寒さ対策に欠かせない機能性インナー。ニットタイプから薄手のもの、脇汗対策を施したものなど、バリエーションもますます豊富になっています。保温性がアップするとともに、防寒+αの機能が充実しつつある冬インナーの魅力に迫ります。

【全身ユニクロ(しかもメンズ)でのコーデがこなれてかわいい】

■従来比1.5倍の暖かさを実現! 椿オイルの配合量も増量

機能性インナーの知名度を一気に広げたユニクロの「ヒートテック」シリーズ。2014秋冬モデルでは、従来の約1.5倍の暖かさを持つヒートテックエクストラウォームのラインナップを拡大。同商品は生地の編み方を変えて厚みを持たせるとともに肌面を起毛させ、空気を含む層をつくったことで、より一層の暖かさを実現したとか。

「寒くても厚着をしてモコモコしてしまうのが嫌で、スッキリと着られるインナーを求める方が多い印象があります。その点、ヒートテックの薄さや軽さ、暖かさはお客さまにとてもご好評いただいています。今年はさらにストレッチ性が向上。女性用ヒートテックインナーには化粧品などにも使われている保湿成分“椿オイル”を配合。今年は配合量を約30%増量し、よりしっとりとソフトな肌触りになりました」(ユニクロ PR)

■ムレにくく、着心地のよさにこだわる

一方、ワコールが実施した調査によると、冬のあったかインナーで「あたたかさ」の次に魅力的だと感じるキーワードは「発熱」や「やわらかさ」、「ムレにくい」「薄さ」「フィット感」など。保温性はもちろん、より着心地のよさを求める傾向が見られたそうです。

「“あたたかさ+α”のニーズをふまえて開発されたのがワコールのニットインナー『ふわ暖(だん)』です。“天綿”による着ごこちの良さやインナー本体の暖かさはもちろん、室内外の温度差にも対応したのが特長です。“吸湿発熱”機能によって寒いときは暖かく、暑いときはムレにくいという着心地のよさを実現しました」(ワコール 広報)

■生姜パワーがインナーにも!

さらに、体をあたためる食材として知られる生姜が意外な形でインナーにも取り入れられていました。「マジ軽ホット」シリーズ(トリンプ・インターナショナル・ジャパン)はトリンプ最薄・最軽量で、着ぶくれせず、アウターにひびきにくいのが特長。さらに今冬は永谷園の「冷え知らず」さん生姜シリーズとのコラボ商品である「『冷え知らず』さんの生姜インナー マジ軽ホット」が登場しました。

「肌側に遠赤外線放射機能効果のある天然鉱石を練り込んだ糸を使用した生地に、黒生姜に含まれる“ポリメトキシフラボン”を使用した“生姜加工”を施すことで、吸湿発熱機能がアップしました」(トリンプ・インターナショナル・ジャパン 広報)

吸湿発熱とは、人の肌から発せられる水蒸気が水に変化するときに周りに熱を放出する性質のこと。遠赤外線放射機能と生姜加工の合わせ技で“ぽかぽか冷え知らず”が期待できるそう。

■寝ているときも保温&保湿

一方、グンゼの調査によると、発熱保温機能付きインナーを購入する女性の約8割が、冷え性の女性であることもわかったそう。グンゼの「ホットマジック」シリーズの秋冬モデルは“起きているときから寝るときまで、下着でなんとかしましょうよ!”がコンセプト。外出時や家事、睡眠時などのシーン別に女性の困りごとを調査し、それぞれの困りごとを少しでもやわらげる機能と素材を選んだそう。

「『ホットマジック』シリーズには“寝ながら保湿”ができるタイプから、背中の面積を広くした寒さ対策もできるブラジャー、洗い立ての香りが続くインナーまで、さまざまなタイプがラインナップに加わっています。また、『トゥシェ』シリーズでは今年初めて汗取りパッド付きインナーを展開。冬でもオフィス内は意外とあたたかいという点に着目し、脇汗対策も考慮しました」(グンゼ広報)

選択肢が広がり、用途に応じて選びやすくなっている機能性インナー。具体的なシチュエーションをイメージしながら選べば、自分にぴったりな一枚が見つかりそうです。

(田幸宏美)