オーストラリアと日本、離れていても、“心はひとつ”

現在、来日中のオーストラリアのジュリア・ギラード首相。23日には、救援隊を派遣した宮城県南三陸町を訪れる予定で、外国首脳の被災地訪問はこれが初めてとなる。オーストラリア国内では、既に復興支援の輪が広がり、日本を支援したいというオーストラリア国民のために支援サイト「Australians helping Japan」 が運営されている。

そして本日、オーストラリア政府観光局では、震災への支援・応援活動を呼びかける、「心はひとつ」運動を立ち上げた。日本の国旗をもったカンガルーのロゴには、オーストラリアと日本は、離れていても心はひとつに繋がっているという思いがこめられている。

運動の第一弾として、日豪両国で行われる支援活動やイベントを紹介するページを、ウェブサイトwww.australia.jp上に開設。同ページからは、上記ロゴがダウンロードでき、ウェブサイト、印刷物、フェイスブックなどのソーシャルメディアのプロフィール上にバッジとして加えるなど自由に使うことが可能。（バッジは5 月上旬にアップ予定）

オーストラリア政府観光局局長のアンドリュー・マカボイは語る。
「オーストラリアにとって日本は大切な友人であり、両国間には100 以上の姉妹都市があります。オーストラリアも過去にさまざまな自然災害に見舞われた際、日本をはじめとする世界の皆さんに支えてもらいました。国章にもなっているカンガルーは、常に前進する動物です。微力ではありますが、私達の活動が少しでも、日本の皆様の新たな一歩の支援につながることを祈っています。」

サイトでは、オーストラリアと日本で開催される予定のチャリティープログラム等を順次紹介している。今後の予定では、来月の5月2日〜23日には「A+ Australian Wine」 、豪州のワイン振興行政機関・ワインオーストラリアの呼びかけで、全豪のワイナリーから寄付されたスペシャルワインが当たるラッフルを日本国内で販売。売上げは全額義援金として寄付される。さらに、5月23日 開催の100 種類以上のオーストラリアワインが試飲できるチャリティイベント（東京）を抽選で実施。
7月2日、3日に開かれる「ゴールドコーストマラソン2011」での参加費の一部が義援金に寄付されるほか、当日のチャリティー活動を通じ、応援者も貢献できる。ぜひイベントに参加したり体験することでできる支援活動をサイトでチェックしてみては。

■心はひとつ