森のお風呂を満喫。軽井沢の上質なお風呂空間【星野温泉 トンボの湯】の魅力
星野リゾート創業の地「軽井沢星野エリア」。その一画にあるのが、日帰り温泉施設【星野温泉 トンボの湯】です。豊かな温泉と巨岩が並ぶ露天風呂、サウナと水風呂を備えた施設では、今年、創業110周年を記念して浴場内でクラシックコンサートも開かれました。
「星野温泉 トンボの湯」
星野温泉 トンボの湯は、掛け流しの温泉を楽しめる大浴場と露天風呂にくわえ、サウナと水風呂を備えた日帰り入浴施設です。レンタルタオル(有料)があるので、手ぶらでも気軽に利用できます。宿泊施設「星のや軽井沢」を利用しているゲストは無料の入浴も可能です。
▲緑豊かな森の温泉施設「星野温泉 トンボの湯」
▲高い天井と85cmの深い浴槽がある女湯の内風呂 <画像提供:星野温泉 トンボの湯>
ヒノキ造りの高い天井と大理石の壁。床や浴槽には淡い緑色の十和田石が敷かれます。ヒノキの洗面器が床に当たるコーンという響きやシャワーの水音なども、温泉らしさを楽しむ演出のひとつ。窓の外に広がる露天風呂の先は、緑豊かな森になっています。
▲自然に囲まれた露天風呂 <画像提供:星野温泉 トンボの湯>
高原の緑豊かな露天風呂。湯船には瀬戸内海から運ばれた驚くほど巨大な岩が配され、鳥たちのさえずりも聴こえます。自然と一体になれるひと時です。
▲露天風呂の一画には別棟になっているサウナルームを用意
ベンチの下にヒーターを格納する “ボナサウナ” は、足元からしっかり暖まり、室内温度は90度ほど。優しく照らす間接照明やヒノキの香りと相まって、リラックスしたサウナタイムを楽しめます。さらに20分に1度オートロウリュが作動。サウナでは珍しくBGMにジャズが流れ、窓からは四季の移ろいを眺められます。
▲浅間山の伏流水を満たした水風呂 <画像提供:星野温泉 トンボの湯>
水風呂は露天風呂に用意。通年で約13度ほどの冷たさもウリのひとつ。水風呂の近くにはベンチも置かれ、高原の空気に包まれながら外気浴を楽しめます。
「温泉クラシックス」が開かれました
星野リゾート創業110周年を記念して、昭和30年代に星野リゾートの前身でもある旧星野温泉に作曲家の武満徹や指揮者の岩城宏之などを招いて行われていた「軽井沢現代音楽祭」にちなみ、2024年7月5日(金)と6日(土)の2日間、トンボの湯の大浴場でクラシックコンサートが開かれました。
▲この日は大浴場の浴槽を足湯代わりにクラシックを鑑賞
足湯コンサートは内風呂と露天風呂が観客席。10cmほどの温泉が張られ、足湯をしながらクラシックの生演奏を楽しみました。※足湯のない席もありました
▲入場者にはタオルと桶が渡され、まるで入浴するような気分です
コンサートにはトンボの湯のオリジナル温泉タオルもついていました。
▲内湯目の前の屋外特設ステージと浴槽の客席
演奏された曲目は、温泉好きだったと伝わるハイドンとモーツァルトに加え、“音楽でととのう”体験用に作曲された「サウナクラシックス」より、ピアノ五重奏『入浴』、弦楽四重奏曲『ロウリュ』、ピアノソロ『水風呂』などサウナファンは特に気になる演目。トンボの湯の天井は約7.6mととても高く、音が心地よく響きます。水面にたわむれる光や水音、温泉に身を沈めるよろこびが伝わる曲を満喫しました。
▲ピアノと弦楽四重奏
森を背景に行われた生演奏。出演アーティストは黒岩航紀(ピアノ)、趙賢真(ヴァイオリン)、長島安里紗(ヴァイオリン)、多湖桃子(ヴィオラ)、小野順平(チェロ)。
▲コンサートの後に、「花豆ソフト」の特別サイズもついていました
標高 800m 〜 1,200m の高地でしか栽培できない地域の特産品、花豆。優しい甘さに煮込まれた花豆とソフトクリームが、足湯で暖まった身体をクールダウンしてくれました。
ゆったりと楽しむ高原の温浴施設【星野温泉 トンボの湯】。上質なお風呂場と気分のいい森の露天風呂。そして足元から暖まるサウナや湧き水を利用した水風呂など、温泉やサウナが好きな人のためのひと時。軽井沢へ行く際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 問:星野温泉 トンボの湯 https://www.hoshino-area.jp/tombo-no-yu/>