ファッション誌で専属モデルも務め、6月20日には初のソロ写真集が発売予定の、日向坂46・加藤史帆さん。

学芸大学きっての人気店『farm studio #203』で極上の中華を味わっていただきながら、加藤さんが歩んできたアイドル人生、グループの今後について、いまの心境を聞いてみた!


“三軍女子”だった加藤さんがアイドルを目指した理由

「“学大”って、こんなに素敵なお店がたくさんあるんですね!驚きました!」そういって、目をキラキラと輝かせながら学大十字街を歩く日向坂46の加藤史帆さん


お人形さんのような顔立ちときらめくオーラによって、夕暮れ時の学大十字街が一気に華やぐ。

だが口を開けば、俯きがちに“へにょへにょ”ボイスで言葉を紡ぐ。加藤さんの魅力はどうやらそのギャップにあるようだ。

「第一印象は、きつそう、強そうが圧倒的ですけど、中身は真逆なんです。その差が激し過ぎて戸惑わせるみたいです。学校でも完全なる“三軍女子”でしたから。

そんな人間がどうしてアイドルに?それは、めちゃめちゃよく聞かれる質問です(笑)」

では、答えを聞いてみよう。

「そんな人間だったので、アイドルにパワーをもらっていたんです。友達作りが下手で、学校でいつもひとり、“推し”の動画を見ながらお弁当を食べていました。救われていましたね。

私と同じような人を元気づけられる存在になれたら……と思って、締め切りギリギリで応募したんです」


勢いに乗る日向坂46を支える“元三軍女子”の強い気持ち


彼女の拠り所だった“推し”とは、今年、乃木坂46を卒業した秋元真夏さん。

アイドルとして生き切った彼女の姿は、今も加藤さんに影響を与えているという。



「漫画やテーマパークといった、非現実世界への逃避が何よりのリラックス方法でした」という加藤さん。貧血解消のために訪れた焼肉店で、外食の美味しさに開眼したとか。カウンターで、やや緊張気味にワインをひと口


「去年加入した4期生の小西夏菜実ちゃんに、ずっと私が“推し”だったと言われて。そんな後輩ちゃんに、がっかりされたくないじゃないですか。

真夏さんが最後までアイドルでいてくれたように、私もかっこいい背中、後輩ちゃんに見せたいんです」

自らのことを「“鬼シャイ”で、ひどい人見知り」というが、そんな思いもあって、勇気を出して後輩にこう伝えたという。

「永遠に日向坂46にいられるわけではないので、グループとして一緒に活動する間、せっかく好きって言って入ってくれたんだから、仲良くなろうね」


快進撃を続ける加藤さんが語った“欲”と“目標”


先月には日向坂46の新YouTubeチャンネル「日向坂ちゃんねる」がスタートし、来月には初となるソロ写真集の発売も決定している。

加藤さんの快進撃はまだまだ続きそうだ。




「もっとたくさんの人に愛されるグループになりたいという欲も出てきました。

そのためには、夢を口に出すことって、すごく大事なんだな、と。実は写真集のハワイロケも、個人でインスタのアカウントを開設したのも、言葉にし続けたから叶ったと思っていて。

周りに流されず、しっかりと芯を持った人になるのがまず目標です。当初目指してたキビキビ話す=かっこいい、はもう諦めましたけど(笑)」

パワーをもらう側から与える側へ。

“三軍女子”が居場所を見つけた今、輝きは一層増すに違いない。


■プロフィール
加藤史帆 1998年生まれ、東京都出身。2016年、けやき坂46(現・日向坂46)オーディションに合格。ファッション誌『CanCam』で専属モデルを務めるほか、インスタ(@katoshi.official)でも積極的に発信。6月20日には待望の初ソロ写真集が発売予定。写真集の公式Twitter(@katoshi_aloha)も開設。

■衣装
トップス 27,500円〈ソブ〉、スカート 53,900円〈ダブルスタンダードクロージング〉、ジャケット 75,900円〈コルコバード/すべてフィルム TEL:03-5413-4141〉、リング 203,500円、ダブルリング 45,100円、バングル 45,100円、イヤカフ 73,700円〈すべてジョージ ジェンセン/ジョージ ジェンセン ジャパン TEL:0120-637-146〉、その他スタイリスト私物

▶このほか:「グループの中間管理職なんです(笑)」日向坂46・影山優佳が語る、卒業発表までの葛藤と描く未来




東京カレンダー最新号では、加藤史帆さんのインタビュー全文をお読みいただけます。
東カレに語ってくれた、いつかやってくる“卒業”に対する想いとは?

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