【難読】“なにかい……”? 「斯界」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「斯界」の読み方です。
読めそうで読めない! と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
■「斯界」の読み方は?
「界」を“かい”と読むのは想像できますが、「斯」は読み方がわからない人もきっと多いのではないでしょうか。さて、二つを合わせてなんと読むのでしょう。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“しかい”と読みます。
■「斯界」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「斯界」の意味は以下のように解説されています。
し‐かい【×斯界】
その道を専門とする社会。この社会。この分野。「―に名を馳せる」「―の長老」
その分野の専門の人たちの社会、という意味合いで使われる言葉です。読めそうで読めない言葉ですが、“しかい”と読むんですね。
■読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「斯界」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。“しかい”と聞くと、「司会」や「視界」を想像する人が多いと思いますが、「斯界」という言葉もあるんですね。
なかなか普段使うことはない言葉かもしれませんが、「斯界の権威」や「斯界の第一人者」なんていうように使われます。「斯界」という言葉を知らないと、まったく違う意味合いで受け取ってしまうので、話が噛み合わないなんてことになりかねませんね。
(ななしまもえ)