7月24日の満月は「バックムーン」満月の呼び名の意味とおまじない
満ちては欠け、欠けては満ちる月。古代から、夜毎その姿を変化させる月の神秘に私たち人間は魅せられてきました。今回は、「満月」をキーワードにして、満月の呼び名や開運法についてご紹介します。
■満月の呼び名
アメリカの農業暦(Farmers' Almanac)には、月ごとの満月にさまざまな名前がつけられています。これらの名前は、もともとネイティブ・アメリカンの部族が季節を知るために使っていたもので、狩猟や収穫を行う目安にしていました。満月の名前が北アメリカの豊かな自然風土を描いてくれます。
◎1月:ウルフムーン(Wolf Moon/狼の月)
食料がなく、飢えたオオカミが遠吠えする時期であることから名付けられました。
◎2月:スノームーン(Snow Moon/雪の月)
北アメリカではこの時期、寒さが厳しく大雪が降ることから名付けられました。
◎3月:ワームムーン(Worm Moon/虫の月)
ワームとは、ミミズやイモ虫のような細長く足のない虫のこと。気温が上昇し、イモ虫が顔を出す季節であることをあらわしています。
◎4月:ピンクムーン(Pink Moon/ピンクの月)
ピンク色の花を咲かせるフロックス(phlox)という野花にちなんでいます。
◎5月:フラワームーン(Flower Moon/花の月)
たくさんの花が咲く季節であることから名付けられています。
◎6月:ストロベリームーン(Strawberry Moon/いちごの月)
北アメリカではこの時期に野いちごの収穫が行われます。
◎7月:バックムーン(Buck Moon/雄鹿の月)
buckとは雄鹿のこと。雄鹿のツノが生え変わる時期にちなんでいます。
◎8月:スタージェンムーン(Sturgeon Moon/チョウザメの月)
sturgeonとはチョウザメのこと。ネイティブ・アメリカンは代々チョウザメの漁をしていますが、その豊漁を願い名付けられたそうです。
◎9月:ハーベストムーン(Harvest Moon/収穫の月)
作物を収穫する時期であることをあらわしています。この時期は月の出が早く、夜間でも月明かりが収穫の手助けをしてくれます。
※ハーベストムーンは、秋分に一番近い満月で、年によっては10月の場合も。
◎10月:ハンターズムーン(Hunter’s Moon/猟師の月)
9月と同じように月の出が早く、月の光量も多いため、狩猟に最適な時期であることをあらわしています。月明かりのもと、ハンターは鹿やキツネといった獲物を追いかけます。
◎11月:ビーバームーン(Beaver Moon/ビーバーの月)
ビーバーが巣作りに励む時期からきている説と、沼地が凍る前にネイティブ・アメリカンがビーバーを捕らえるワナを仕掛ける時期からきている説があります。
◎12月:コールドムーン(Cold Moon/寒い月)
本格的な冬が到来することから名付けられました。
■満月にまつわるおまじない
スピリチュアルな世界では、「満月に向かってお財布を振ると豊かさが手に入る」という言い伝えが有名です。これは満月の満ちる力で財運を引き寄せようとするもので、お金やカードを抜き取った空のお財布を満月に向かって振ればOK。ちなみに、通帳を振ってもいいそうです。心の中で、お金がたくさん入ったお財布をイメージしながら行うこと、今ある豊かさに感謝の祈りを捧げることがポイント。振った後のお財布や通帳は、タンスなどに入れて一晩寝かせてください。