「自分は正しい!」と突っ走りがち!?【日干で読み解く 甲 の性格】

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  四柱推命の十干のひとつ「甲(きのえ)」。今回は、日干に「甲」を持つ人の基本性格や恋愛傾向などについて詳しく解説していきます。

■日干で読み解く「甲」の性格

◎基本性格
 「甲」の五行は「木」で、「陽」の気をまとっています。大地にしっかりと根を張り、天に向かってまっすぐに成長してゆく樹木をあらわします。
 そんな象意を持つ甲を日干に持つ人は、やはりまっすぐな性質で真面目、一本気。明るく活発で、人に対する思いやりがあります。自分を守りたいという意識が強く、ときとして頑固になりがち。自分の考えを変えてまで人と合わせる、ということが苦手なのです。責任の伴う役割を引き受けると、一生懸命に期待に応えようとします。多少の困難にあっても諦めません。

 どんな状況でも信念を貫く強さは、甲の人の強さでもあり、弱みにもなります。直線的な生き方しかできないため、うまくいかないことがあると、挫折して立ち直れなくなる危険もあるのです。「自分は正しい」と正義の味方のような顔をして突っ走るのも、時と場合によっては、自分が所属する組織にダメージを与える結果になってしまいます。

◎恋愛
 甲の恋愛は、基本的に直球勝負型。思わせぶりな態度をとることなく、ストレートにアプローチする傾向があります。恋人に影響されたり甘えたりということはあまりなく、パートナー意識が強いでしょう。相手ばかりに依存せず、お互い自らの道を進みつつ助け合っていくというのが、甲に合った恋のスタイルです。逆に言えば、そんな甲が男性に依存するような恋をした場合は、なかなかうまくいきにくいでしょう。

 出会いの場は、圧倒的に身近なところ。友達や趣味の仲間、仕事関係者が恋人になる場合が多いようです。仕事や趣味などで接していくうちに、自然に恋愛関係になっていたというパターンがあります。甲が、相性の合う相手といい恋愛をした場合、自分やお互いの仕事運がアップするのが特徴です。

◎お金と仕事
 真っ当に仕事をして収入を得ることを好みます。ラクをしてお金を儲けようとは思いません。たしかに、お金が入ればその瞬間はうれしいのですが、正統な手段で手に入れていないお金の場合、罪悪感を抱いてしまいます。手元にとどまらず、右から左へと流れていくでしょう。宝くじで当てたお金も同様です。自らの額に汗して稼いだお金でないと、本当の意味での甲の所持金とはなりません。正当な理由なくおごられたり、プレゼントをもらったりすると、気持ちが落ち着かず、運気が下がります。

 金運を上げるためには、仕事のスキルを上げるしかありません。不器用なところがあるので、うまく立ち回って評価を上げようとするのではなく、本業に専念してください。どんな仕事でも、目の前の仕事をまっとうできるタイプです。貯金も正攻法の定期預金が吉。株やFXで一攫千金を狙うタイプではありません。ギャンブルも、同じ理由で向いていないでしょう。