薄眉さんでも大丈夫!トレンドの「ハンサム眉」の描き方
流行と共に移り変わる眉メイク。太めの眉やアーチ型の眉、最近では少し細めの眉も人気がありました。この冬は少し太めのハンサムでナチュラルな眉に人気が集まりそうな予感です。
以前の太眉と違うのは、より自然さが強調されているところ。このような眉は元々しっかりとした眉をお持ちの方には難なく作ることができますが、眉毛が薄い方にはどうしても難しいですよね。
薄い眉を自然に太めに、そしてまるで地毛のようなナチュラル感を出すのは至難のワザです。
そこで今回はメイクアップアーティストの筆者が、薄眉さんがトレンドのハンサム眉をつくるコツをご紹介します。
■眉毛のアイテム別効果を改めておさらい
ひとことに眉メイクといっても、最近ではペンシルタイプやパウダータイプなど様々なタイプの眉アイテムが出ています。その中でも基本的なものの効果と、どのような眉にどのタイプがおすすめなのか、確認していきましょう。
(1)ペンシルタイプ
ペンシルタイプは1番ポピュラーなので使われている方も多いのではないでしょうか。ペンシルタイプは基本的に眉を書き足すという時に使用します。しっかりした眉の方も眉頭が少しまだらに生えていたり、眉尻が綺麗に整っていない事も。その様な時にもこのペンタイプで眉を書き足しましょう。
(2)パウダータイプ
パウダータイプは眉を書き足すというよりは色味を載せるというイメージ。眉尻をパウダーのみで書いてしまうと消えやすく、そして繊細なラインに書くことは難しいです。ペンシルで書いた部分をナチュラルにするために上から重ねる、もしくはしっかり眉がある方の眉頭やふんわりと色味を付けたい時におすすめ。
(3)リキッドアイブロウ
まるでアイライナーのようなリキッドタイプ。こちらは眉を1本1本書き足すのにとてもおすすめ。眉がしっかりある方よりも薄眉の方に重宝します。ただ、リキッドタイプで書き足すだけでは、いかにも書いた感が出過ぎてしまうことも。そんな失敗を防ぐためには、リキッドで書き足したあとにパウダーを重ねてあげると自然になります。
眉マスカラは眉の色味を変えてくれます。眉毛がしっかりある方におすすめですよ。
他にも水溶きタイプなどもありますが、上記の種類はトライしやすいタイプになります。どれか1つ、というよりも用途を理解しあわせて使いましょう。
■では薄眉さんのハンサム眉の作り方は……
眉アイテムの種類を理解した所で今回のメイン題材である薄眉さんを、ハンサム眉に仕上げる方法をご紹介します。まず使いたいのはリキッドアイブロウ。リキッドタイプで眉毛を1本1本書いていきます。
まっすぐ線のように書いてしまうと、のっぺりとした失敗眉の原因に。眉の生え方を意識し、生え方と同じ方向に眉を書き足していきましょう。
方向は下の図の矢印を参考にしてみてください。眉頭は1の方向に、そして中間は2、眉山は3、眉尻は4のように動かすと自然に見えやすくなります。
色味は少し明るめの物を選ぶとわざとらしくなりにくいですよ。
リキッドタイプで眉のベースを作ったあとは、上にアイブロウパウダーをのせて馴染ませていきます。筆でなぞるようなイメージで馴染ませるのがコツ。ふんわりとリキッドの上にパウダーをのせることで自然に仕上げていくことができます。
なぞるときのポイントとして、なるべく眉のラインの下の部分はしっかりぼかすように、そして上の部分は少し線を残すような形にのせてあげると、より自然な眉に作り上げることができます。
眉ひとつでお顔の印象はとても変わります。必要に応じた眉アイテムを使いこなし、理想の眉に仕上げることがメイク上級者の第1歩。ぜひ今が旬のトレンド眉メイクにトライしてみましょう!
【筆者略歴】
※ 小笠原彩 ・・・メイクアップアーティストとしてロンドン、NY、東京とランウェイや雑誌・広告のメイクを手掛けハリウッド女優顧客も持つ。2015年に美容プロデュース・コンサルティングの会社を立ち上げ、アジア方面での貢献事業、講演、商品開発も行っている。
【画像】
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