一瞬で最旬顔に!プロが教える「秋冬トレンドリップ」の取り入れ方
今シーズンのトレンドである赤リップ。鮮やかな赤やツヤ感たっぷりの質感、深みのある赤まで、さまざまな赤がランウェイを飾りました。秋の流行ファッションに合わせていつものマンネリメイクだけではなく、ご自身に似合う“ファッションメイク”を取り入れてみましょう。
そこで今回は、10年間ロンドン、ニューヨークの有名ブランドのショーのバックステージや有名雑誌で活躍してきた筆者が、最旬顔を手に入れる大人の女性ならではの赤リップの取り入れ方とオススメアイテムをご紹介します。
■赤リップを使いこなすポイント
赤リップというとなかなか取り入れるのには抵抗がある方も多いのではないでしょうか? 成功ポイントを使う前に確認すれば、失敗なく使いこなすことができますよ!
(1)充分な保湿はされている?
特に強めの色のリップを使うときはしっかりと唇が保湿されていることが大切です。乾燥してしまっている唇だと均一にのりません。
秋冬にかけては特に乾燥しやすくなるので、常に保湿を! カサカサになってしまう方は、週に1度リップスクラブをしたり、リップパックを取り入れてみたりするのもオススメです。
(2)しっかり塗るときはリップペンシルを
しっかりと赤リップを発色させたいときは、下地に同色のリップペンシルを入れると綺麗にラインがとれて“洗練されたリップメイク”を楽しめます。ラインがガタガタだと美しく見えません。
(3)強すぎる色に抵抗があるなら…
色が強すぎることに抵抗がある方でも、唇の真ん中を中心に指でポンポンと馴染ませてあげれば赤リップを楽しむことができます。赤だからといって全体に塗布する必要はありません。
他にもリップとグロスの中間のような質感の商品から試すのもオススメです。ランコムの『ジューシー シェイカー』は色付きもコントロールしやすくオススメです。
(4)アフターケアも大切
落ちにくいことを売りにしている商品は、落とすのも難しい場合があり、普通の洗顔だけでは落ちていないことも。落ちにくいアイテムを使った後はメイクアップリムーバーでしっかり色味を拭き取って! そのままにしていると唇のくすみの原因になります。
(5)バランスを考える
強めのリップを使ったときはアイメイクを軽くしてバランスをとりましょう。ツヤまぶたにうっすらラインとマスカラだけでもかっこよく、洗練された雰囲気を醸し出せます。
■化粧持ちをよくする裏技
格段に持ちをよくするためには、リップペンシルでしっかりと先に色をのせておくのがポイント。
そして、一度赤リップを塗ってから2枚重ねのティッシュを1枚にわけて唇の上にのせ、赤リップを縁取るように軽くフェースパウダーをブラシでのせます。このときのブラシは何でもOK! ブラシがない方はコットンにパウダーをつけて。
最後にもう一度リップを上から重ねます。この行程を入れると持ちが格段に変わりますよ。
■オススメ赤リップが続々登場
筆者オススメの赤リップをいくつかご紹介。
資生堂の『ルージュ ルージュ』はとにかく色バリエが豊富! 全16種類の中から自分だけの赤を選べます。持ちと発色もとてもよく、程よいツヤ感も取り入れやすいのでオススメです。
王道シャネルの赤は質感と持ちがバツグン。今回新しくお目見えした『ル ルージュ コレクシオン N゜1』の赤をぜひ試してみて!
アディクション『リップスティック ピュア』のモダンノスタルジアはセンセーショナルな深み赤を美しく表現。深みのある色を使いこなせるのは大人の女性ならでは。ぜひトライしてみて!
今年の6月に上陸したばかりのクリスチャン ルブタンのコスメ。美しい発色だけではなく、ため息が出てしまう程のその美しい外観は計算し尽くされたこだわりの品々。ポーチに入っているだけで自慢できそうです。オススメは『ルージュ ルブタン 001L』。
このように紹介しきれないくらいのさまざまな優秀赤リップがお目見え。赤は一輪のバラのように女性のお顔を一瞬で上品で目を引く存在に変えてくれます。
大人の女性ならではの洗練された美しい取り入れ方で、旬のトレンド顔を手に入れましょう!
【筆者略歴】
※ 小笠原彩 ・・・メイクアップアーティストとしてロンドン、NY、東京とランウェイや雑誌・広告のメイクを手掛けハリウッド女優顧客も持つ。2015年に美容プロデュース・コンサルティングの会社を立ち上げ、アジア方面での貢献事業、講演、商品開発も行っている。