ほとんどのモデルが10代でキャリアをスタートさせるという、ファッションモデル業界。この業界はまた、あまりにも早く大人になることを求められる世界でもある。

業界の新たな調査では、いかに多くのモデルがドラッグに接する機会や摂食障害、そしてセクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)を経験しているかが明らかにされている。

今回の調査は、自らもモデルを務めたサラ・ジフさんが立ち上げた"Model Alliance(モデル同盟)"が実施したもの。この同盟はモデル業界での労働環境の改善や、セクハラに声を上げることを目指して誕生した。調査は241人の現役モデルを対象に行なわれたのだが、回答したのはそのうち85人。Model Allianceはこれに対し、サンプルが少ないと認めているが、モデルの労働実態が一部だけでも明らかになったのは意味のあることだろう。

以下は調査結果の一部。

*モデルの半数以上が13歳から16歳の間にキャリアをスタートさせている
*彼女たちの親の多くは、娘の(事務所などからの)招集や撮影に"一度も"または"ほとんど"同行していない
*回答者の80%近くは、仕事をする中で何らかのドラッグを経験しており、そのうちの半数はコカインを経験したと回答
*28%のモデルは、仕事関係の人間と性交渉を持つようプレッシャーを与えられていると感じている
*29%は、望みもしないセクシュアル・ハラスメントを経験したと回答

調査結果の詳細はコチラからどうぞ(英語)。