共働きが当たり前となった今、仕事や家事、育児に忙しく、毎日時間に追われている人は少なくないはず。そうした中で、無限にある「家事」を夫婦間でどのようにこなしていくかは大切なポイントとなります。

そんな共働き夫婦の家事の実態について、パナソニックがこのほどアンケート調査を実施。夫婦間の家事に対する意識や悩みが浮き彫りになりました。

お互い気遣いつつも、7割がトラブルに

共働き夫婦は何かと忙しいもの。今回の調査では、日常生活の中で配偶者が「仕事」「家事」「子育て・育児」のどれに疲れているように見えるか質問しています。

その結果、妻から見て夫は「仕事」で疲れて見え(81.4%)、夫から見て妻は仕事(67.9%)と家事(63.0%)、「子育て・育児」(63.5%)すべてに疲れて見えるということに。妻側に負担が偏りがちな現状がうかがえます。

そんな状況に対して夫は「妻ばかりに家事を負担してもらうのは申し訳ない」(44.5%)「もっと妻の役に立ちたい」(41.1%)などと感じているものの、妻側は「夫が疲れている時は家事を頼みにくい」(66.5%)、「家事を分担しても中途半端になると思う」(57.1%)というあたりが本音のよう。――「家事をしたいが、仕事に追われてなかなかできない夫」と「家事を背負い込む妻」の姿が透けて見えます。

もちろん妻側も夫からの気遣いは感じているようで、調査では夫・妻ともに半数以上が「パートナーに気遣われている」と答えていました。

しかしパートナーが疲れている時は、家事も頼みにくいというのが現実。実際に調査では共働き夫は43.2%が、共働き妻にいたっては66.5%が「家事を頼みにくい」と思っていることが分かりました。

共働き夫婦の7割が「家電に家事を任せたい」

妻主体になりがちな「家事分担」の現状において、新たな家事分担相手の選択肢として広がりつつあるのが「家電」です。

調査では「共働き夫」「実の両親」「パートナーの両親」「家電」それぞれを家事を任せる・代行してもらう"相手"と考えた時、10年前と比較して意識の変化があるかどうかを質問。

その結果、共働き夫や両親に頼むのは気が引けても、家電に任せることには抵抗がなくなってきている傾向が浮かび上がりました。共働き夫婦にいたっては68%が「家電に家事を任せたい」と思っていることも分かりました。

確かに、家電なら気を使うこともありませんし、稼働させたら放っておくだけで完了するので、気軽に家事を任せられますよね。各家庭によって費用やスペースの問題などありますが、賢く家電と家事をシェアしてゆとりを作ることが、これからの時代には合っているのかもしれません。

今年の「いい夫婦の日」(11月22日)は、どのように過ごそうと考えていますか? 当日は仕事などで時間が取れなくても、翌日は休日。夫婦でデートするのには最適な日程です。この日は、家事を家電に任せ、夫婦間で楽しい時間を過ごすのもアリかもしれないですね。

※調査は2018年9月21日から26日まで30〜49歳の既婚男女計3022人を対象に行われたもの。