18日に発生した大阪北部地震。最大震度6弱を記録し、水道やガスなどのライフラインを直撃しています。そこで今回は緊急特別企画として、災害時に役立つアプリをご紹介。今まさに被害に遭われた人はもちろん、そうでない人もいざという時のためにぜひチェックしてみてください。

ちなみに今回、大手通信会社などが加盟する「無線LANビジネス推進連絡会」では、大阪府全域を対象に災害時無料公衆Wi-Fi「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」を発動。大阪府全域に設置されているさまざまなWi-Fiスポットが無料開放されており、誰でも無線LANを利用することが可能になっています。利用方法はスポットでWi-Fi機能をONにし、ネットワーク名「00000JAPAN」を選択すればOK。Wi-Fiが接続されると通信速度も安定し、通信にかかる料金やバッテリーの節約になります。

■東京都防災アプリ(※iPhoneの詳細はこちら/Androidの詳細はこちら)

東京都が都民の災害への備えを促進することを目的として作成。もちろん都民以外でもダウンロードが可能です。とにかく情報量が豊富で分かりやすいと、作成時からSNSを中心に大きな話題となっていました。特徴は「東京防災モード」「東京くらし防災モード」「災害時モード」の3つのカテゴリに分かれていること。例えば「災害時モード」を選択すると「東京防災」のコーナーがあり、そこでは「避難所での過ごし方」やけがの応急手当の方法、「断水時のトイレの使い方」といった、いざという時に役立つ情報がたくさん配信されています。

ほかにも「簡易トイレの作り方」「布ナプキンの作り方」など気になる情報満載です。

■Yahoo!防災速報(※iPhoneの詳細はこちら/Androidの詳細はこちら)

地震はもちろん津波、洪水、火山、防犯、豪雨、そしてテロなどによる「国民保護情報」まで、日本で考えられるあらゆる脅威の最新情報をこのアプリでカバーすることが可能。自分が住む自治体を登録すれば、各地の避難情報なども独自に配信してくれます。さらに災害の通知を独自に設定することができ、例えば地震情報なら「震度3以上」「震度4以上」「震度5弱以上」の中から選ぶことができきるのも便利。ほか非常食や保存飲料などの備えておきたい防災グッズの情報や、各エリアの避難所が確認できる「避難場所マップ」など、いざという時に役立つ情報も満載です。

■MAPS.ME オフライン地図とナビゲーション(※iPhoneの詳細はこちら/Androidの詳細はこちら)

オフライン状態でも使える地図アプリです。大規模災害が起こると交通機関が麻痺してしまい、歩いて帰宅しなくてはいけない事態も想定できます。そんな時は地図アプリを活用したいところですが、有事の時はバッテリーを少しでも節約したいもの。そんな時はこちらを活用すれば、バッテリーを気にせず地図がチェックできるのです。ただし利用するにはオンラインの時に事前に地図をダウンロードしておく必要があるので要注意。例えば通勤が東京で自宅が千葉なら「東京」と「千葉」なと、必要最低限のエリアをあらかじめ準備しておきましょう。

またすでに利用者が多いと思われる「Google マップ」でも、実はオフラインで地図をチェックすることが可能です。こちらはGoogleアカウントでログインし、やはりオンラインの時に必要な場所の地図をダウンロードしておく必要があります。

■Google マップ(※iPhoneの詳細はこちら/Androidの詳細はこちら)

■ゆれくるコール(※iPhoneの詳細はこちら/Androidの詳細はこちら)

緊急地震速報のプッシュ通知と地震の詳細情報を素早く表示するアプリ。気象庁の発表する緊急地震速報をもとに、ユーザーが設定した地点でのゆれを計算。それをもとに推定震度と予想到達時間を通知する地震の到達をカウントダウンでお知らせし、規模に応じて最適なメッセージも配信しています。さらにユーザーが登録した安否状況を地図上に表示することができ、登録された情報をもとに特定の人の安否を検索することも可能です。

登録時は名前と電話番号の入力が必要で、検索の際はどちらかの情報で可能に。電話番号は特定されないよう、すべてが表示されない仕組みとなっている。

ほか災害時欠かせない懐中電灯のかわりになるアプリも多数ありますが、実はiPhoneではiOS 7、androidでは5.0以上よりそれぞれに「ライト」が標準装備されています。こちらを利用すれば、アプリを利用しなくてもある程度の明かりが確保できるので、こちらを使うのがオススメです。意外と知らない人もいるかもしれませんが、ぜひ覚えておいてください。

いざという時に役立つスマホのアプリ。もしもの時のためにぜひ要チェックを!