いつまで吸うの?禁煙が続かないときに考えたいこと

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今では女性向けの可愛いパッケージや様々な香りやフレーバーがついている商品も発売されているタバコ。なんとなく吸いはじめてもうやめたいと思っているのに、なかなかやめられない……という女性は少なくありません。

そこで今回は予防医療推進協会理事長の筆者が、禁煙が続かないときに考えたいことについてお伝えします。

タバコを吸うことは、ストレス解消?

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「一服するとホッとする」喫煙者にとって、タバコはストレスが軽減されるように感じるもの。しかしそれって本当にストレスが軽減されているのでしょうか? 厚生労働省が発表している“たばことストレス”というレポートには、以下のように表記されています。

喫煙者の1日の気分の変化を調べた研究によると、喫煙している人のストレス感は喫煙する前に高く、喫煙した直後に低下し、次の喫煙までの間に増加することがわかっています。この結果を喫煙のストレス軽減効果が一時的である解釈をすることもできますが、むしろニコチン切れによる離脱症状(イライラ・易攻撃性など)を喫煙によって緩和しているにすぎないと解釈する方が適切です。

つまり一時的にすっきりしたような気がしても、時間が経てばまた次のタバコを求めて日に何度もイライラしたり、といった禁断症状があらわれます。つまりトータルで考えると、タバコはストレス解消のツールではなく、ストレスを作り出す原因(ストレッサー)であると言えます。

タバコを吸いたくなったら…喫煙以外のことを考えてみる

いったん「タバコが吸いたい!」と思ったら、意識が完全にタバコに向いてしまうもの。禁煙を始めたばかりの時期は「あー!タバコ吸いたい!」と思う頻度が高いので、その意識をまずは1分でもほかに向けてみましょう。

例えば呼吸に意識を向けて深呼吸してみる、窓を開けて外の景色を眺る、できればちょっと歩いてみるなどもいいでしょう。ほかにはスポーツや趣味に没頭したり、アロマを楽しんだりするのもお勧めです。

タバコをやめることのポジティブな面に目を向ける

同じ出来事が起こっても捉え方ひとつで、ストレスになって不快になることもあれば、成長のきっかけになることもあります。禁煙というネガティブに捉えがちなことも、タバコをやめることによって得られるメリットを意識したり実際に書き出してみたりすることで、辛いときにもう少し頑張ってみようという励みになります。

禁煙にお金をかけるのはもったいない?

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どうしても自分では禁煙が難しいというときには、禁煙治療を行っている病院など、プロの手を借りるのも有効な方法です。だけど「お金までかけるのはちょっと……」とそこで渋ってしまう女性って、意外と多いんです。

しかし、考えてみてください。ヘビースモーカーの例にはなりますが、1日タバコを1箱吸ったとして1箱なら450円程度、それが1ヶ月となると13,500円。1本吸うのに5分の時間を要するとしたら、1日1箱で5分×20=1時間40分。1ヶ月なら50時間すなわち丸2日以上の時間を喫煙のために費やしているんです。

丸2日の時間と13,500円のお金があれば、ちょっとしたプチ旅行さえできそう。そう考えてみると、禁煙のための投資も決断できるのではないでしょうか?

タバコにはニコチンだけでなく、香料やフレーバーをつけるための化学物質や火薬なども含まれています。将来出産を考えている女性ならなおさら、一日でも早く禁煙したいところ。禁煙は辛い時期もありますが、実際に多くの人が成功しています。「いつかはやめたい」と考えているなら、今一度真剣に考えてみませんか?

【参考】

たばことストレス - 厚生労働省

【画像】

※ Farknot Architect / Shutterstock

【筆者略歴】

佐々木 さゆり

長年の医療業界での経験や40垳採未梁慮海鮴犬し、延べ3万人を超える人の心と体の健康に携わる。総合栄養学・身体機能等を学べる「予防医療指導士」のテキスト監修者でもある。著書は「本当は怖いデスクワーク」