できあがり。お肉は柔らかくて、ピーマンは火が通っているのにシャキシャキした本格的な味になります。

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ポイントは強火をキープするだけ! おうちで本格的なチンジャオロースができる?

晩のおかずやお弁当にも、中華は人気ですよね。
最近は、麻婆豆腐やチンジャオロースなどの中華調味料セットもあります。

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「でも、おうちで作ると、お店で食べるみたいな感じにならないよね。お肉は硬くなるし、野菜はべちゃべちゃした感じになるし……。」

そう思ったことってないですか?

実は、一つだけポイントを守れば、本格中華の味に近づけることができるんですよ。
そのポイントとは、強火で一気に調理すること。

もちろん、強火で調理すると、材料が焦げ付いたりしやすくなります。
でも、全ての材料を最初にきちんと下ごしらえして、すぐに加熱できるようにしておけば,まず失敗することはありません。

ポピュラーなメニュー、青椒肉絲(チンジャオロース 細切りピーマンとお肉の炒め物)を、おうちでお店の味に近づける方法を紹介させていただきますね。

材料(約2人前)

ピーマン 5個程度
豚肉 200グラム
(チンジャオロースは、本来、牛肉で作りますが、豚肉でも十分おいしいです)

調味料
豆板醤 大さじ1
みりん 大さじ1
出汁醤油 大さじ1
オイスターソース 大さじ1
ゆずこしょう 大さじ1

※豆板醤がなければ、お味噌にお好みの辛さになるまで一味唐辛子か、ゆずこしょうを加えたもので代用します。
みりんがなければ、少量のお砂糖で代用してください。オイスターソースは入れなくてもかまいません。

下ごしらえ

ボウルに調味料を合わせます。

お肉は細切りにするのが、本来の作り方です。がっつり食べた感じを出したい時は、適当な大きさに、キッチンばさみか包丁でカットしてください。

お肉をカットしたら、調味料とよく合わせます。

お肉と調味料がなじむまで、10分ほど寝かせますが、その間にピーマンを下ごしらえしましょう。

ピーマンは、へたの部分をとってふたつにカット。種を取っておきます。

半分にカットしたピーマンを重ねて、細切りにしていきます。
包丁を使うのが苦手な方は、フードプロセッサーやスライサーでカットしても大丈夫ですよ。

ピーマンが細切りにできたら、いよいよ炒めに入ります。

火を恐れず! 炒めは最後まで強火全開で!

材料の下ごしらえができたら、炒めていきますが、フライパンにかける火は強火全開のままにして炒めるのがコツ。

もちろん、火事になったりしないように、換気扇を回し、コンロのそばに燃えやすいものがないか、確認してから炒めの作業に入ってくださいね。

フライパンを強火にかけて、ごま油を適量落とします。

フライパンの上の油から、薄い煙が立つようになったら、調味料を和えておいたお肉を投入。

コンロの火は、あくまで強火全開のまま。
お箸で手早くかき混ぜるか、フライパンをあおってお肉を炒めます。

8割くらいのお肉から赤い色が消えて、火が通ったら、細切りピーマンを入れるサインだと思ってください。

あくまでコンロの火は、強火全開のままですよ。

細切りしておいたピーマンを一気に全部加えます。
フライパンをあおって食材全体に火が通るようにするか、お箸で上手にかき混ぜて、食材全体を炒めて1分。
これでできあがりです。コンロの火をとめて、素早くお皿に盛りつけます。

できあがり

お店中華に近づけるポイントのおさらい

もう一度大事なポイントを。強火全開で炒めるのがお店中華に近づけるコツ。
そのため、お肉も、ピーマンもあらかじめ下ごしらえしておいて、すぐにフライパンに投入できるようにしておいてから、フライパンを温めましょう。

炒める時は、強火全開で。
お肉を投入して、仕上がるまでおよそ3分。

お肉に8割ほど火が通ったら、ピーマンを入れて1分そのまま炒め続けると、お店の中華並の風味になります。

少し多めにつくって冷凍すれば、お弁当のおかずにも!

せっかく作るなら、少し多めにつくって、写真のようにラップで包んで、冷凍しておくといいですね。
朝のお弁当造りの時に、一品足らない時にとても助かります。

冷凍庫から取り出して、電子レンジで1分チンするだけ。
「がっつり食べた感」があるおかずなので、なにかと便利です。
冷凍したチンジャオロースは、再冷凍せず、1ヶ月を目安に使い切ってくださいね。

いかがでしたか? 今回はチンジャオロースを例に説明させていただきましたが、もやし炒めや、ホイコーローのような炒めものでも使えるテクニックです。
ぜひ、試してみてくださいね。