【専門家監修】彼女の呼び方からわかる男性タイプ&2人の距離

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彼氏からあなたは何て呼ばれていますか? 苗字にさん付け? 名前にちゃん付け? 今回はカップルにおける「彼女の呼び方」で多いものや女性が理想とする呼ばれ方、彼女の呼び方からわかる男性のタイプや2人の距離感について紹介します。

■一番多いのは○○! 彼女の呼び方ランキング

付き合う前は恋人のことを名字で呼んでいても、付き合い始めると名前の呼び方に悩んでしまうものですよね。そこで働く男性に、彼女のことをなんと呼んでいるのか、アンケート調査してみました。(※1)有効回答数218件

Q.彼女をなんと呼んでいますか?

第1位「名前(呼び捨て)」(32.95%)
第2位「名前+ちゃん」(22.35%)
第3位「あだ名」(17.42%)
第4位「苗字+さん」(5.68%)
第5位「名前+さん」(5.30%)
※6位以下省略、その他を除く、複数回答可

多くの男性は、彼女のことを名前で呼び捨てしているようですね。詳しく理由を見ていきましょう。

第1位:名前(呼び捨て)

・「下の名前の呼び捨ては親しい間柄であることであるから。”ちゃん”とかつける歳でもないし、つけると長くなるから」(34歳/情報・IT/技術職)

・「呼びやすい。下の名前のほうが親近感がわく」(31歳/金融・証券/営業職)

名前を呼び捨てしているほうが、いかにも彼女だという実感がわくのではないでしょうか。年齢を重ねていると、ちゃん付けやあだ名のほうが恥ずかしいこともありますものね。

第2位:名前+ちゃん

・「彼女が年上なのを気にしてるようだったからあえて下の名前にちゃん付けして年下のようにしてあげている」(32歳/小売店/販売職・サービス系)

・「2人きりのときはちゃん付けで、実家などではさん付け」(33歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

2人きりのときはちゃん付けにしていても、人前では呼び捨てにしてみたり、名字にさん付けをすることもあるのでは。人前ではちゃん付けは恥ずかしいのかもしれませんね。

第3位:あだ名

・「あだ名が自分的には一番照れることなく呼べるので常にそう呼んでいる」(30歳/その他/その他)

・「呼びやすいし、愛着がある。彼女もあだ名で呼ぶので違和感はありません」(35歳/小売店/販売職・サービス系)

お互いにあだ名で呼び合っていると、それだけ2人の関係も親密に感じられるものです。最初は名前を呼んでいたカップルでも、後にあだ名で呼び合っていることも多いですよね。

もっとも多かったのがシンプルに名前を呼び捨てでした。親しい間柄だからこその呼び方ですよね。さん付けすると他人行儀に聞こえるせいか、さんづけで彼女を呼んでいるという人は少ないことが分かりました。

■○○って呼んで! 彼女理想の呼ばれ方ランキング

つづいて、女性のほうは彼氏になんと呼ばれたいと思っているのか調査してみました。(※2)有効回答数206件

Q.彼から名前を呼ばれるならなんと呼ばれたいですか?

第1位「名前(呼び捨て)」(51.94%)
第2位「名前+ちゃん」(20.87%)
第3位「あだ名」(16.02%)
第4位「苗字(呼び捨て)」(4.85%)
第5位「名前+さん」(2.91%)
※6位以下省略、複数回答可

女性のほうも、彼には呼び捨てで呼んでほしいと思う人が多い結果となりました。詳しく理由を見てみましょう。

第1位:名前(呼び捨て)

・「みんなに、名前で呼ばれてるし慣れているから。特別な呼び方をしてくれなくてもよい」(27歳/自動車関連/その他)

・「家族から呼び捨てで名前を言われて育ったので、一番親近感があるから」(32歳/医療・福祉/専門職)

普段から親しい人には名前を呼び捨てにされている女性は、一番親近感がある、呼ばれなれているといった理由から、彼氏にも同じように呼んでほしいようです。

第2位:名前+ちゃん

・「名前で呼ばれた方が嬉しいし、ちゃん付けだと優しい感じがする」(34歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

・「呼び捨てでは割と呼ばれることが多いので、逆にちゃん付けで呼ばれるとキュンとする」(29歳/小売店/販売職・サービス系)

名前の呼び捨てもいいけれど、ちゃん付けされるとなんとなくていねいに扱われてる気がしませんか? 「優しい感じがする」といったコメントが多く挙がりました。

第3位:あだ名

・「あだ名のほうがかわいくて愛着があるし、呼ばれ慣れているから」(31歳/その他/その他)

・「あだ名のほうが楽だから。友だちのような楽な関係がいいので!」(27歳/小売店/販売職・サービス系)

あだ名で呼うカップルはどこか微笑ましく感じるものですよね。あだ名で呼んで欲しい!という女性も一定数いました。

彼氏に呼んでもらうなら、「名前を呼び捨てで!」と思う女性が多い結果となりました。たしかに呼び捨てし合う仲って親密な感じがしますよね。ほかの呼び方よりもグッと恋人っぽい感じもします。

■いつ? どんなとき? 彼女の呼び方を変えたタイミング6つ

ここからは呼び方の変遷について探っていきます。関係が深くなるごとに、呼び方が変わってくることは往々にしてあるもの。働く男性に、彼女の呼び方を変えたタイミングについて聞いてみました。(※1)有効回答数218件

(1)いつのまにか自然に

・「最初はさんやちゃんを付けていて、だんだん呼び捨てになる」(30歳/機械・精密機器/技術職)

・「自然と長く付き合う内に、なんとなく変化していきました」(27歳/不動産/技術職)

意識して呼び方を変えたのではなく、付き合っているうちにだんだんと変化していった人も多いようですね。

(2)仲良くなってから

・「仲良くなってから自然と変わったかんじかな」(28歳/その他/その他)

・「仲が良くなったと思ったから。勢いで」(30歳/医療・福祉/事務系専門職)

お互いに仲が良くなってから、呼び方にも変化があらわれた人も。まだぎこちないときだと、呼び方を変えるタイミングとしては違和感がありますものね。

(3)彼女が望んだから

・「彼女が今の呼び方にしてくれと言ってきたので」(31歳/その他/販売職・サービス系)

・「相手がその名前でずっと呼んでほしいと言っているから」(31歳/通信/経営・コンサルタント系)

彼女のほうからそう呼んでほしいといわれて、呼び方を変えた男性もいるようです。どこかできっかけを作らないと、ずっと同じ呼び方をしてしまうこともありますものね。

(4)付き合った後に

・「彼女と付き合ってしばらくして呼び捨てに。仲が深まったと感じるから」(31歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)

・「付き合う前はさん付けで呼んでいたので、よそよそしいと思って、付き合い出してすぐあだ名に変えた」(34歳/その他/その他)

相手と付き合い始めたタイミングで、呼び方を変えるのが理想的かもしれませんね。お互いに恋人同士になったことが、実感できるのではないでしょうか。

(5)慣れてきたから

・「距離感が縮まったことが理由。自然と呼ぶようになった」(30歳/運輸・倉庫/その他)

・「お互い慣れてきて親近感が湧いてきたから」(31歳/その他/販売職・サービス系)

2人の距離感が縮まってきたところで、呼び方も変わってくるのでは。あせらず徐々に変化していくのがいいかもしれませんね。

自然と呼び方が変わる男性もいれば、意識して呼び方を変えた男性もいるようです。どこかで線引きをしないと、ずっと名字で呼んでしまうこともあるので、ここぞということを決めておくことが大切かもしれませんね。

■彼女の呼び方からわかる彼氏のタイプ&2人の距離

最後に彼女の呼び方からわかる彼氏のタイプや2人の距離について、男女心理に詳しい織田先生の解説してもらいました。

(1)名前(呼び捨て)

名前の呼び捨ては、信頼していない相手からされると不快に感じたり「失礼なこと」に当たります。つまりある程度信頼関係が築けていない人同士じゃないとできないのが名前の呼び捨てです。そのため名前を呼び捨てしているカップルは、信頼関係を築けていると言えそうです。

(2)名前+ちゃん

名前で呼ぶことは親密さの表れだと先ほど紹介しましたが、敬称「ちゃん」を付けることで、相手に親しみを持っているということが推測できます。もし女性の方から「名前+ちゃんで呼んで」と望んだ場合、「心の距離を近づけたい」意思表示です。男性から呼び始めた場合は「心の距離が近づいて欲しい」という意思表示から、と言えるでしょう。

(3)あだ名

あだ名にもよりますが、他の人と共有しているあだ名で呼ばれている場合は「呼びやすい名前を使っている」という状態であり、2人の関係について一概に説明できません。しかし
2人の間にしか通じないあだ名や他の人が使っていないあだ名で呼ばれている、呼び合っている場合は「秘密の共有」となります。この場合、かなり近づいた関係であると言えるでしょう。

(4)苗字(呼び捨て)

これも「名字+ちゃん」と似たようなケースといます。さん付けなどと違って2人の距離もある程度近いこと、そして呼びやすいことからそのまま定着するパターンで多いです。敬称がなくなっていることから、対等な関係か男性が少し強い(頼られる)関係になっているカップルが多いのではないでしょうか。

(5)苗字+さん

「苗字+さん」で呼ばれる場合、一番2人の心の距離が離れている、と言えるでしょう。お互いに気を遣うことが伺える呼び方に該当します。名字にさらに「さん」付けで呼ぶというのは「相手に失礼のない言い方」です。長い付き合いでも名字+さんで呼ばれる場合には彼女に対して尊重の気持ちと、男性が「人それぞれ」だと考える独立心の強い人間である可能性もあります。

(6)苗字+ちゃん

「苗字+ちゃん」は、早い時点で仲良くなり、そのまま定着した呼び方として多く見られます。「名字+さん」よりも近い距離感を演出でき、恋人関係に発展しやすい、今後の発展が含まれるケースに多いような気がします。ただ、「名字+ちゃん」で呼ばれる時間が長引くと、「呼びやすいから」といった理由で定着し、親密な関係になった後もそのまま呼ばれることもありそうです。とはいえ、名字に敬称を付けていることから、男性が女性を大事に扱っていることが分かります。

(7)名前+さん

相手を名前でよぶ行為は名字で呼ぶよりも親密であると言えます。名前に「さん」を付ける場合、相手を尊重する意味がプラスされるので、男性が女性を尊重するタイプの可能性があります。また、相手を尊重するということは「自分は自分、他人は他人」という意識が強いことでもあります。もしあなたが「名前+さん」で彼に呼ばれているなら、お互いに自由で干渉しあわない関係性なのではないでしょうか。

■まとめ

「彼女の呼び方」で多いものや女性が理想とする呼ばれ方、彼女の呼び方から分かる男性のタイプや2人の距離感について紹介しました。いかがでしたか? 相手からの呼ばれ方や呼び方で関係性もグッと変わるもの。たまには「さん」付けして尊重の気持ちを伝えてみたり、2人だけのあだ名で呼ぶことでスキンシップの時間を盛り上げてみたり……。関係の潤滑油として呼び方を工夫してみると面白そうですね。

(監修/織田隼人 文/ファナティック)

※画像はイメージです

(1)
マイナビウーマン調べ
調査日時2017年3月13日〜2017年3月14日
調査人数:218人(22歳〜34歳の男性)

(2)
マイナビウーマン調べ
調査日時2017年3月13日〜2017年3月14日
調査人数:206人(22歳〜34歳の女性)