セックスで満たされるために、彼の“早い”問題を解決するには、どんな工夫が必要?

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ふたりで高まりさあじっくり…と思ったら、彼はもう満足して終了モード。これはもしかして“早漏”という状態!? 「実は早漏に定義はないのですが、一般的には“挿入してから3分以内”で射精してしまう状態だと言われています」と幸せなラブライフを提唱するOLIVIAさんは説明する。

日本人男性の一般的な挿入時間は、5〜10分程度と考えられているそう。でも、女性がイクまでには平均20分かかるというアメリカの調査結果も。つまり、挿入で満足できていない女性は少なくないよう。

「挿入時間を長めにしようと試みる努力を続けると、自分で射精を引き延ばせるようになり、男性は徐々に射精をコントロールしやすくなっていきます。だから“どうせ早いし”とあきらめず、ふたりで工夫をして」(同)

まずは彼の挿入時間の短さを責めず、「私はイクまでに時間がかかるから、ゆっくり長めにしたい」という言い方で提案を。男性は心身の興奮度が高まると射精に到達するため、前戯でリラックスした雰囲気を作ることも持続時間をのばすことにつながるそう。

「例えば寝転がってお互いの表情を確認しながら敏感な部分を触り合います。ゆるやかな快感でも十分気持ちいいことがわかれば、射精を急ぐ気持ちも落ち着きます。また、正常位など男性が前のめりの姿勢になる体位は、男性が腰を動かしやすいため、早めに終わりやすい傾向が。対面座位や女性がゆっくり動く騎乗位など、男性が比較的動きにくい体位ですと女性からも協力できます」(同)

深呼吸はリラックスを促し副交感神経モードに切り替え、射精を遅らせる効果があるため、彼がイキそうになったら自己申告してもらい、動きを止め深呼吸するテクニックを知っておいて。ふたりで息を合わせるという言い方で、“終わりそうになったら教えてね”と提案してみて。

「こうした努力を続けてもなかなか改善されなければ、専門のクリニックで相談するのもいいでしょう」(同)

はじめから医師に相談するのは抵抗がある男性も少なくないため、“ふたりでがんばったけど行き詰ったら”というタイミングが重要。彼と話さずにひとりで満足できない不満や、「自分に原因があるの?」なんて不安を抱えていると、結局は彼との関係にも悪影響を及ぼしてしまうはず。ふたりの愛を深めるためにも、積極的に取り組んで。

OLIVIA
ラブライフアドバイザー。2003年より、「触れ合うことの癒し効果」と「美容と健康」を研究すべく、アロマセラピストとして活動開始。2007年からセックスアドバイザーとして活動開始。2010年よりラブライフアドバイザーに改名。性行為だけでなく、食生活やメンタルケアを含む生活全般の「ラブライフ」の在り方を提唱する。ラブライフを楽しむための通信教育講座やアロマトリートメントなども行っている。著書『最高に気持ちがいい!感じるセックス、飽きないセックス』(実業之日本社)など。