「BOROの美学―野良着と現代ファッション」神戸ファッション美術館で開催、まとふやリトゥンの作品も

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「BORO(ぼろ)の美学―野良着と現代ファッション」が2016年1月23日(土)から4月10日(日)までの期間、神戸ファッション美術館にて開催される。

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青森の民俗学者・田中忠三郎が生涯をかけて研究調査を重ね収集した古民具等2万点の中から、国の重要有形民俗文化財である東北の野良着に見られる襤褸(ぼろ)やこぎん刺し、菱刺し(ひしざし)の魅力を紹介する。

また、現在日本で精力的に活躍するデザイナーで、特にBOROの美意識を確固たる姿勢で読み解くケイスケ カンダ(keisuke kanda)、まとふ(matohu)、リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の三組のデザイナー作品の展示や、廃棄される資材の特質を活かし日々用いる物へと昇華する、MODECOの作品の展示なども行う。

藍染麻布の幾重ものツギハギなどは、極限のダイナミックな美のひとつとして広く知られ、パリなどのハイファッション界でも注目を集めている。ぼろを通して、「もったいない」の精神を未来へと紡ぐことの再考の機会になるだろうこの展示会に、是非足を運んでみてはいかがだろうか。

【開催概要】
BORO(ぼろ)の美学―野良着と現代ファッション
会場:神戸ファッション美術館
住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1
会期:2016年1月23日(土)〜4月10日(日)
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:水曜日、1月14日(木)〜22日(金)、4月4日(月)
※ただし4月6日(水)は開館
入館料:一般 500円 小中高65歳以上 250円
※特別展示・ベーシック展示あわせての価格